山梨県歴史文学館　山口素堂とともに

素堂と芭蕉の関連記事（抜粋。詳細は年次別記載）

延宝三年（１６７５）

…「西山宗因歓迎百韻」興行に共に一座。

延宝四年（１６７６）

…『天満宮奉納二百韻』両吟。

延宝五年（１６７７）

…『三吟百韻』興行。冬、京都、伊藤信徳を迎え三吟。（六年も）

延宝七年（１６７９）

…「両吟発句脇二組」と「三吟三物一組」

天和元年（１６８１）

…「三物」素堂・芭蕉・木因。大垣の俳人木因が東下、連句の会を催す。

天和二年（１６８２）

…望月千春興行の「十二吟百韻」・「八吟歌仙」に素堂・芭蕉一座。

…高山塒麋（ジビ／甲州谷村藩秋元但馬守の家老）主催の「月見の宴」素堂、芭蕉・信徳

と共に一座する。素堂「月見の記」を書す。

三年（１６８３）

…素堂、去年の冬焼失した芭蕉庵の再建勧化簿を草す。

貞享二年（１６８５）

…出羽尾花沢鈴木清風を迎え、七吟「古式百韻」興行。素堂・芭蕉一座。

貞享三年（１６８６）

…秋、芭蕉、素堂に乞いて米入れの瓢に銘を求める。

一瓢重泰山　自笑称箕山　勿慣首陽山　這中飯顆山

貞享四年（１６８７）

…蓑虫の句をめぐる遣り取り。素堂「蓑虫説」、芭蕉「蓑虫跋」、素堂「蓑虫賛」

元禄元年（１６８８）

…芭蕉、更級紀行より帰る、素堂「芭蕉翁庵に帰るを喜びて寄する詩」を綴る。

芭蕉庵で「十三夜の月見」を催し素堂一座。

元禄二年（１６８９）

…芭蕉、「奥の細道」に曾良と旅立。素堂松島の句をおくる。

元禄三年（１６９０）

…芭蕉、曾良宛書簡。「素堂なつかしく候」（詳細は年次の項）

元禄四年（１６９１）

…素堂亭忘年会。芭蕉一座。

元禄五年（１６９２）

…素堂・芭蕉「和漢俳諧」の試み。芭蕉、「川上とこの川や月の友」の句。

元禄六年（１６９３）

…芭蕉、許六宛書簡。「少しの間素堂に籠り有り、御意を得ず云々」

元禄七年（１６９４）

…芭蕉、曾良宛書簡。「……宗波老へ預け置き申し候素堂書物云々」