カテゴリ:北杜市歴史文学資料室
『甲斐叢記』入集者 蔵原宗弘 ☆ 倉原(蔵原)宗弘(三枝雲岱の子)三枝宗弘 《註》 ★文政十一年(一八二八)、雲岱十八歳の時長男「宗弘」生まれる。 宗弘は、について和歌国文を学び、特に和歌をよくした。「桐舎」と号し、家集「桐の 落葉」がある。修験の道に従い、文教法印と称した。
☆ 倉原(蔵原)宗弘(三枝雲岱の子)三枝宗弘 浅尾堰 巻の六 ☆ 倉原(蔵原)宗弘 旗立松 巻の六 御旗立て敵なびかしゝ松か枝を 今のをつゝに見るが尊さ ☆ 蔵原(三枝)宗弘 豺倉(いぬくら)峠 巻の六 犬倉嶺にて紅葉をよめる いぬくらや其名いかにと思ひしは 秋の錦をつめばなり ☆ 蔵原(三枝)宗弘 御嶽新道 巻の六 思ひきや写絵ならでかゝる山 かゝる渕瀬の世にあらんとは
☆ 蔵原(三枝)宗弘 金峰山 巻の六 ふくしとりほればうがてば甲斐かねの 山はさなから白玉にして ☆ 蔵原(三枝)宗弘 韮崎 新府城 巻の七 焼れつる昔おもふも悲しきに のこれる米よ朽ち果てねたゝ ☆ 蔵原(三枝)宗弘 井出の桜(高根町西井出)巻の七 神寂し老木も春は若林 若返りたる花盛りかな ☆ 蔵原(三枝)宗弘 鳳凰山 巻の七 唐鳥の名は老いながら此の国の にしの鎮とたてるこの山 ☆ 蔵原(三枝)宗弘 勝沼 大滝山 巻の八 十月はかり勝沼の里にてぶどう売る家あるを見て 冬枯れの萱の軒には秋の野の ☆ 三枝宗弘(三枝雲岱 息) 猿橋 巻の九 ふた柱神の尊のあとゝかも 雪にかけたる甲斐の猿橋 ☆ 三枝宗弘(三枝雲岱 息) 谷村館跡 巻の九 山高く水さへ深し梓弓 谷村の里は要害地(ねまどころ)お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年06月13日 18時39分38秒
コメント(0) | コメントを書く
[北杜市歴史文学資料室] カテゴリの最新記事
|
|