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2020年08月13日
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 県立図書館所蔵  白州関係文人懐紙

山梨県図書館『郷土資料文学部門』には、白州に関する諸書が蔵されている。

横手保民(彦左衛門)跋文『詠不二山百首歌』 嘉永七年(1854)刊。

横手保民  『懐紙』 年不詳。

 桜井義令  『林外印譜並短歌十首』

  年不詳。 義令は号を鴎州又は林外と称す。

桜井義台  『安永日記』(桜井義令の父。)

 北原八兵衛光明  『懐紙』 年不詳。

短歌各二首、光明は台ケ原の人。通称八兵衛、桐屋鳳とも称す 

 

このころは定かにみえぬ磯の松 

天の橋立霞わたりて

心して色にも出さず忍びつゝ 

かたみにしらぬさまにすごさん

見渡せば立つる烟も見えぬまで 

霞めたり遠の村里

   (年不詳。)

 

伏見房澄  『懐紙』 年不詳。

巨摩台ケ原の人。房澄は台ケ原問屋、伏見太郎平(兵衛)のこと 

 

白州町 台ケ原 北原家の文人

北原家には臺眠と鳳翁の二人の文人が確認でき、鳳翁に真蹟は貴重でその格調の高い筆跡と和歌は当時から著名な文人として認められていたことが推察できる。臺眠の直筆は不明であり、今後の調査に待つしかない。

台ケ原宿から諏訪に向かって次の宿場の下教来石に臺眠と同時期に活躍した俳人塚原甫秋が居た。甫秋も臺眠と親しく様々な撰集に掲載されている。甫秋の子幾秋は、現在の武川村山高の実相寺境内の国の天然記念物《神代桜》のそばに、芭蕉の句碑を建立した折の『大櫻集』を編んでいる。

台ケ原宿やその周辺には臺眠の他にも文人墨客もいて、台ケ原の俳号竹山・黒沢、教来石の甫秋らの名が見える。

 






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最終更新日  2020年08月13日 09時26分17秒
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