カテゴリ:歴史 文化 古史料 著名人
後陽成天皇御宸筆短冊幅 桜花のうた 二枚
※ 散まがふ 四方の桜を こきまぜて ぬきもとどめぬ 瀧のしら糸
【解説】
散り乱れるあたりの桜の花びらを巻きこんで、 この滝本の白糸の織物は、どれが タテ糸でどれがヌキ糸なのか、 わからなくなってしまう程の花の嵐である。
※ あらし吹 しがの山べの さくらげな ちれば雲ゐに さざなみぞたつ
【解説】 この志賀山越えの道の辺の桜花よ、 花が散り乱れると雲の漂うこの山路は、 まるでさざ波がざわめき立つ様は眺めとなる。
後陽成天皇
元亀21571上元和31617 第百七代天皇。 正親町天皇の皇干城仁親王の第一皇子。 天正十四年正親町天皇の養子となり即位。 豊臣秀吉の聖楽第へ行幸や御料奉献を受けるなど、 皇室の政治的・経済的地位の回復が実現した時期であった。 文禄二年「古文孝経」、 慶長四年「日本書記神代巻≒職原抄」などを活字により印刷し刊行、 〈慶長勅版〉といわれた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月02日 21時41分32秒
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