カテゴリ:歴史 文化 古史料 著名人
❖ 本居宣長自筆長歌 反歌 洛陽回禄長歌 天明八年(1778)写 一巻
久かたの 天明らける 八のとし 正月立たる つもごりの あかつきやみに もえ立し 火のほは東 山もとの 何ぞひよりぞ 出にけり 辰巳より吹 風さきに 立べくもなく 見るがうちに 川を渡りて とぶ大かけ 松原あたり 薪おほみ もえあかりしは いらかの軒 浄国寺を はじめにて 寺てふ寺を やきつらね 大のほほ絶ず 見えしかど 古きいらかの かたければ くだけ兼てや やすらひに 煙わかれて 何ぞひの 高殿ならび やくほのほ さかのぼりしが 川なみの ちかきにしめる ほどならし 煙わかれて 御旅町 よぎてやくれど 御社の 四のちまたに (以下略)
反歌 さわらびの もえしほどろの ほどもなく 花のみやこに なすよしも哉 右謹申候 急作俗歌ながら掛御目候也 (以下略) 平宣長
「読史備要」に下の記載がある。 天明八年正月三十日 京都大火・皇居・二条城延焼・下加茂行幸 同二月一目 聖護院行幸 同三月廿三日 幕府老中松平定信に皇居復興の事を総理せしむ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月03日 18時30分13秒
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