カテゴリ:山口素堂資料室
乞食画巻 其角筆 素堂奥書 伊丹市 柿衛文庫像
木者庵老鼠(初代湖十)箱書、完来から成美への極めつき。
んめか否や乞食の家ものそかるゝ
ほか四句の乞食の句・画より成る。 落胤「晋其角戯画」
素堂の奥書に 我すむかつしかの同じ郷人琴風家に 立圃が盲人の情をうつせると其角か 乞食を繪がけるとならへ愛しけるを云々
とあるのによればもと蕉門琴風の遺愛品なることが知られ、また芭蕉もこの画を見たという。 句は『乞食哉』が『虚栗』、「んめか香や」と『王まつり』とが『続虚栗』「寐る恩に」が『いつを昔』、 「あまさかる」が『花柄』所収。従って成立は、元緑二年以後七年までの間であろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月29日 13時00分34秒
コメント(0) | コメントを書く
[山口素堂資料室] カテゴリの最新記事
|
|