カテゴリ:山口素堂資料室
西瓜とかぼちや画賛 素堂筆 東京都 紫羊文庫蔵
西瓜ひとつ野分をしらぬあしたかな ずつしりと南瓜落て暮さひし
高野辰之氏舊蔵。「素堂自画賛 豊由誓審定」の極めがある。 由誓は豊島氏・坎高・久蔵の號あり、髄斎成美の番頭を勤め人で『素堂家集』を編んだ。 西瓜の句は、元禄四年の『西雲』『色杉原』『勧進帳』をはじめ、『翁草』『千鳥掛』等に採録された著名の句は『猫筑波』に見えるが、素堂自撰『とくとくの句合』には 南瓜やすつしりと落て暮淋し」
の形で二十二番に右の句と番へられている。 高野辰之氏『藝海游戈』(藝淵耽溺)所収。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月29日 13時02分01秒
コメント(0) | コメントを書く
[山口素堂資料室] カテゴリの最新記事
|
|