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2020年11月11日
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六角棒を振って荒れ狂う逆臣将門の最後

 

一州を取るも殺され、八州を取るも殺される。同し殺されるなら何故天下を取らないか、

といわれた不将門は、かねてから中央に不満だった所から故郷に帰って関八州を切り従え、下総の石井郷に宮殿を設け、自ら新皇と称し、左右大臣を初め文武百官をおいて朝廷に反抗した。

そこで朝廷は、大慶三年藤原忠文に征討を命じたが、これより先、将門のために父を討たれ領地を奪われた平貞盛は、下野の押領使藤原秀郷と力を合わせて兵をあげ、自ら陣頭に立って将門を攻めた。

秀郷は瀬田の唐橋で大百足(ムカデ)を退治たといわれる勇者、貞盛と協力して大いに戦ったので、将門勢も甚だ苦戦の態だった。

けれども将門は名にしおう大力の豪胆者。六角の大鉄棒をプンプンと水車のように振り回しながら荒れ狂う様は、さながら悪鬼羅刹のようだった。かくては果てしと見た貞盛は、「おのれ逆臣、父の仇、天洙の

一矢受けて見よ」と呼びながら弓を満月のように引き絞ってチョウと放てば将門の眉間に当たってドオと落馬した所を首を刎ねたのであった。









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最終更新日  2020年11月11日 17時21分50秒
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