カテゴリ:山梨の歴史資料室
甲州街道 通行の人々 細川幽斉 伊能忠敬
細川幽斉の「東国陣道記」 というものの中に、年次は不明だが(天正十年小田原攻めの後か) つぎのような一節がある。 二月二十九日尾州熟田に居陣し、 十六日甲斐の河口という所に泊りて 晩ふかく御坂を越えて甲府に着く。 二十一日諏訪の社近き上原という所に泊りて 晩に旅立つと湖水に月のうつりたるを見て、 つぎのように詠じたものがある。
すはの海や秋渡る月影に こほりのはしも見る心地して
伊能忠敬は二回諏訪に来て測量をしている。 第一回は文化六年(1809)九月二十三日に和田峠から上諏訪・中洲方面を測量し、 第二回目はそれより二年後文化八年四月十九日、六十八歳の時で、 三河国(愛知県)から伊那を測量して諏訪に入り、甲州街道を測量しつつ甲府から江戸に帰った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年11月27日 03時07分48秒
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