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山梨県歴史文学館 山口素堂とともに

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2020年12月12日
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カテゴリ:山口素堂資料室

『目に青葉』 文政元年(1818)十返舎一九『滑稽旅烏』九編

 

予去年卯月の中頃、越後にいたる中仙道高崎より三国通りに出、塩沢駅鈴本牧之なる人を尋ねて滞留せしとき……。

 ○善光寺より上州草津にゆかんとして、大笹道といへるをゆく。殊に難渋の山道なり。仁社宿より田代といへるまで行程七里……。

と記し、「去年卯月の中頃」とは、文政元年四月に当たる。越後の塩沢(新潟県南魚沼郡塩沢町)の鈴本牧之宅を訪れる。通称儀三池、俳号を牧之という。代々縮(ちぢみ)仲買業と質屋を営むかたわら『型影采』『秋山紀行』の著作がある。この時のことを『滑稽旅烏』初編「越後紀行」(文致三年出版)の「序」の中で、

目に(は)青葉、山時鳥(ほとぎす)、初松魚(かつお)といふ比おひ、只その松魚にのみ心残して、東都をたち出、越後にいたりしは、去年の卯月の中頃にぞありける。高田より善光寺、草津に至るまでは、誠に山家の光景・俚言・方語、異処(ことどころ)なる入物の急なるまで、見聞の楽しみえもいはれず……。

 牧之宅へは四月二六日に来訪し、しばらく滞在して、日本海岸へ出て、北国街道を赤倉温泉高田屋富五郎の温泉宿へ滞在する。そこから、信濃路へ入り善光寺へ参詣する。千曲川を渡り、云々






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最終更新日  2020年12月12日 18時42分48秒
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