カテゴリ:歴史 文化 古史料 著名人
亀戸大神
◇ 太田南畝『一話一言』 ◇ 一部加筆 山梨県歴史文学館 天明らけき五のとし六月三日より九日まで七日の内、連ね歌の片歌一句、和歌一首日々つらねて、天満宮の字津の広前に雨を祈りて、百姓の爲に心をこめて深く禰宜ごとを祈りて七日満ちぬ。しかはあれど祈の内に折々は雨降りけれど、しばらくもふらざりければ、九日の夕べかくなんいひあげける、 心にいのる神はあるかは となん連歌の下をいひあげて九日より十一日まで三日祈る、十一目の暁の夢に神の告げてかくなん、 あめつちのやはらぐ光あらはれて 夢うち醒めて近辺の人々にもかくと語りぬ、時の間に雨いたく降りいで百姓の歓喜、やつがれも祈りしかひありて、なをひたすら此神の恵を仰ぐのみ、穴賢々々。 ○ 右(上)は亀戸の社より出候書付の写しなり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年01月09日 18時01分54秒
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