カテゴリ:山口素堂・松尾芭蕉資料室
山口素堂、松尾芭蕉『三日月日記』所収 和漢連句 (此巻支考編の『三日月日記』にあり。 納涼の折々いひ捨てたる和漢、月の前にしてみたしむ」 破風口に日かげやよある夕すゞみ 芭蕉 煮茶蝿避烟 素堂 合歓醒馬上 素堂 かさなる小田の水落すなり 芭蕉 月代見金気 素堂 露繁添玉涎 素堂 張旭がもの書きなぐる醉の中 芭蕉 幢を左右に分るむら竹 芭蕉 …幢(とばり)左右(さう) 挈箒驅偸鼠 素堂 ふるきみやこに残る御霊屋 芭蕉 くろからぬ首かき立る柘の撥 芭蕉 乳をのむ膝に何を夢みる 芭蕉 舟鈞風早浦 素堂 鈞(ゆるく) 鐘絶日高川 素堂 顔ばかり早苗の泥によごされて 芭蕉 めしは煤けぬ蚊やり火の影 芭蕉 詑教三社本 素堂 韻使五車塤 素堂 …塤(いしずえとす) 花月丈山閙 素堂 …閙(さわがし) 篠を杖つく老のうぐひす 芭蕉 剪吟鮎一寸 素堂 箕面の瀧の玉む簸らん 芭蕉 朝日かげかしらの鉦をかがやし 芭蕉 風?唯早乾 素堂 …?(歹食) よられつる黍の兼あつく秋立て 素堂 内は火ともす庭の夕月 芭蕉 霧籬韻孰與 素堂 □浦目潜焉 芭蕉 …□(しぐれ) 潜焉(なみだぐむ) 蒲団着て其夜に似たる鶏の聲 素堂 わすれぬ旅の数珠と脇ざし 芭蕉 山伏山平地 素堂 門番門小天 素堂 鷦鷯窺水鉢 芭蕉 霜の曇りて明る雲やけ 素堂 興深き初瀬の舞臺に花を見て 芭蕉 臨谷伴蛙仙 素堂 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年05月17日 19時30分04秒
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