カテゴリ:山口素堂・松尾芭蕉資料室
芭蕉「素堂亭十日菊」素堂47才 元禄元年(1688)
芭蕉…
蓮池の主翁(素堂のこと)又菊を愛す。 きのふは龍山の宴をひらき、 けふはその酒のあまりをすすめて、 狂句のたはふれとなす。 なを思ふ、 明年誰かすこやかならんことを、
いざよひのいづれか今朝に残る菊 はせを 残菊はまことの菊の終りかな 路通 咲事もさのみいそがじ宿の菊 越人 昨日より朝霧ふかし菊畠 友五 かくれ家やよめなの中に残る月 嵐雪 此客を十日の菊の亭主あり 其角 さかほりのにひはりの菊とうたはばや 素堂
よには九の夜日は十日と、 いへる事をふるき連歌師のつたへしを 此のあした紙魚を梯ひて申し侍る。
はなれじと昨日の菊を枕かな 素堂
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最終更新日
2021年06月16日 06時30分45秒
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