カテゴリ:山口素堂資料室
元禄三年(1690) 素堂49歳『酒折宮奉納和漢』
さきの年甲斐住原田氏吟夕子、 予が閑庭に入て折ふしの興を詠しけるに、 その冠の句暗に菅家の□□送る詞に ありけりけれは漢の□□けらし。 それより漢和相まじへて面八句となし、 かの国の境にいつきまつる酒折の宮へをさむへきよし、 なほこと葉をそへてをそへてしがなとすすめけれど、 我何をかいはん 抑此神所は新墾つくはねのうつりにて 日本武尊つらね歌のことはしめにてありしより、 むかしの人は連歌の席には尊のかげを かけまくもかしこくあがめ奉りていまの天満神のごとし、 しかれば願主の思ひよられし所まことに故あるかな。
詩の家にあらん花遅き庭のけさの雪 原田氏吟タ
鶯寒声惜似 素堂(前年の吟) (以下略) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年06月16日 06時54分25秒
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