カテゴリ:山口素堂・松尾芭蕉資料室
素堂51歳 元禄五年(1692) 芭蕉『素堂母喜寿の賀』
素堂の母、 七十あまり七としの秋七月七日にことぶきす、 万葉の七種をもて題とす。 これにつらなる七人この結縁にふれて 各また七望のよはひにならはむ。
七株の萩の千本や星の秋 芭蕉 織姫に老の花ある尾花かな 嵐蘭 市に煮て余りをさかふ葛の花 沾徳 動きなき岩撫子や星の床 曽良 けふ星の賀にあふ花や女郎花 杉風 蘭の香にはなひ侍らん星の妻 其角
むかし此日家隆卿、 七そじなゝのと詠じ給ふは、 みづから祝ふなるべし。 今我母のよはひのあひにあふ事をことぶきて、 猶九そじあまり九つの重陽をも、 かさねまほしくおもふ事しかなり。
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最終更新日
2021年06月16日 07時21分45秒
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