カテゴリ:山口素堂・松尾芭蕉資料室
芭蕉庵裂て芭蕉庵を求ム、 □を二三生にたのまんや、 めくミ(恵み)を数十生に待んや、 広くもとむるは思ひ過せしに、 口口つづく其おもひやすからんと也、 甲をこのます、乙を恥ル事なかれ、 各志の有所に任スとしかいふ、 これを清貧とせんや、また狂貧とせんや、 翁みつからいふたゝび貧也と、 貧のまたひん、許子之貧、 それすら一瓢一軒のもとめ有、 雨をさゝへ風をふせく備えなくは、 鳥にたも及はす、 誰かしのひさるの心なからむ、 是草堂建立のより出る所也
天和三年秋九月 汲願主之旨 濺筆於敗荷之下 山素堂
《註》寄贈者 一 五匁 柳興 一 三匁 四郎次 一 拾五匁 楓興 一 四匁 長呼 一 四匁 勝延 一 四匁 茂右衛門 一 三匁 伝四郎 一 四匁 赤土 以貞 一 壱匁 小兵衛 一 五分 七之助 一 式匁 水原愚心 一 五分 弥三郎 一 五匁 ゆき 一 五匁 五兵衛 一 三匁 九兵衛 一 四匁 六兵衛 一 三匁 八兵衛 一 五分 伊兵衛 一 式匁 不嵐 一 壱匁 秋外 一 式匁 不外 一 壱匁 泉乞 一 貳匁 不ト 一 壱匁 升直 一 五匁 洗口 一 五分 中楽 一 式朱 枳風 一 壱匁 勇招 一 五匁 挙白 一 五匁 川村半右衛門 一 五分 川村田三郎兵衛 一 五分 川村田市郎兵衛 一 三匁 羽生調鶴
次叙不等
一 弐朱 嵐雪 一 三匁 源之進 一 一銭め 正安 一 五分 むら 一 嵐竹 一 大瓠一畳 北岨之 一 銀一両 嵐朝 一 一銭め 幽軒 一 五分 終門 一 弐匁 風柯 一 五匁 一 銀壱両 文鱗 一 壱匁五分 藤四郎 一 五分 暮角 一 よし贅一把 嵐虎 一 壱匁 親信 一 破扇一柄 嵐蘭 一 竹二尺四五寸 山店之 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年09月28日 11時42分44秒
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