カテゴリ:北杜市歴史文学資料室
◇ 甲斐 安田遠江守義定後裔 松屋叢話(小山田與清)
余が實父は武蔵国多摩郡小山田の里人にて、 田中忠右衛門源本孝といふ。 安田遠江守義定の子、田中越後守義資(よしすけ)の後にて、 世々越後国に住めりしが、 永世元年に、大炊介義綱はじめて武蔵国にぞ移り住みける。 義綱より 弾正義昌、和泉義純、宗右衛門某。喜四郎政喜、佐次右衛門政勝まで、 六代歴て本孝にいたれり。 本孝字は笠父。號をば添水園とぞいひける。 この庵に名づくる説は橘千陰が書たり。詞はわすれたり。 歌は、 小山田の山田のそぼかくしつゝ 秋てふ秋にたちさかえなん
本孝和漢の書にわたりて、詩歌俳諧に心ぞふかめたる。云々 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年10月17日 05時48分47秒
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