カテゴリ:山口素堂資料室
素堂62才 宝永元年(1704)『千句塚』序文。除風編。
吉備の中山の住、除風子、 はせを翁の風雅をしたひ、 さざなみや粟津の原は、 遠き境なればとて、 細谷川ちかきわたりに、 五十四里の地を縮て、 あらたに塚を築て、 翁の旬を礎となし、 其里人千旬旬のたくみを費しつくりたてて、 千句塚と申侍るとかや。 そのまま埋ミはてなんも本意なしと、 梓にちりばめ、 予をして一旬をたむけよとすすめられしに、 吟魂は死してほろびざることを申をくりぬ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年11月13日 03時16分38秒
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