カテゴリ:山口素堂資料室
素堂68才 宝永六年(1709)『とくとくの句合』自著 序
七そじちかき秋の頃、 わらは病にかかりて、 三途川二瀬もこえなんとせしが、 立帰り、病のひまある時、 むかしいひ捨てたる狂句どもを おもひ出て自の句を左右にわかち、 西行法師の御裳濯川のまねして、 三十六番の句合となし侍れど、 今の俊成卿とたのむ人もなければ、 判者も又素堂なり。 其角が句兄弟は、他の旬を寄せ合ての名なり。 今此句合は一腹一生にして、 多くはみそじ前後の奮ことなれば、 おかしくもつたなく見給はんかし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年11月13日 18時29分20秒
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