カテゴリ:『俳諧大辞典』 明治書院
朱紫 あけむらさき 俳諧評釈書。谷山著。
『俳諧大辞典』明治書院 加筆 山梨県歴史文学館
米翁・知足・台斗序。菜陽跋。天明四年(1874)刊。 江戸、山崎金兵衛板。 上巻の巻一・二には芭蕉の発句五十句を評釈、 下巻の巻三・四には大磯の虎や三国の遊女歌川、 或は新吉原の勝山の詠歌など 和歌・俳諧等の逸事を記述してある。 『芭蕉発句評林』杉雨・『師走嚢』正月堂、があり、 これら三書を素丸の『説叢大全』(安永二年刊)で 逐一批判しているが、本書は又素丸の説を主として批判の対象にしている。 評釈した句数も少なく、あまり透徹した見解もなく、 鑑賞も古典の知識に偏していて、多少参考になる程度のものである。 なお『評林』・『茜掘 あかねぼり』梅丸と合刻して『芭蒸翁発句諸抄大成』がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年11月14日 08時42分36秒
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