甲斐の古歌 紀貫之 順徳天皇詠 前中納言定家卿
かひがねの 山里見ればあしたづの 命をもてる人ぞ すみける 『六帖和歌集』 (868~945)
▽ 順徳天皇詠
かひかねは 山のすかたもうつもれて 雪のなかはに かゝる白雲 【成立-貞元・天文頃 976~982】 『順徳院御集』 類従群集 巻四百二十四 【成立-貞永元年 1232】
▽ 旅の歌とてよめる 大江義重
雪つもる かひの白峯をよそに見て はるかに越る さやの中山 『新千載和歌集』
▽ 前中納言定家卿
かひかねに 木の葉吹しく秋かせも 心の色を えやはつたふる 『新拾遺集』
▽ 信實朝臣
春のくる 霞をみれはかひかねの ねわたしにこそ 棚引にけれ 『夫木集』「建長八年(1256)百首歌合」
▽ 月照山雪(かひのけころも)太宰大弍重家卿 つきかけに かひのけ衣さらすかと みれはしらねの雪にそ ありける 『夫木和歌集』 安元元年(1175)閏九月歌合
▽ 『土佐日記』 紀貫之
西国なれど、甲斐歌など謂ふ……… (貫之が土佐から京に帰任する乗船の際に)
▽ 女はじめ詠ひたる歌をふりあげつつ、 甲斐歌に唄ひ行けり 『平仲物語』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年12月27日 10時08分31秒
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