愛すべきものすべてに

よぉ、みんな！！　メリクリってヤツだな、ハハハハハッ！！（←誰？）
クリスマスイブの昨日、オレは初めて表参道ヒルズに行ってきたぜ。


実のところ、今年はどこに行こうかと前日まであれこれ考えてたんだけどさ、
８年ぶりにけやき並木のイルミネーションが復活したって話を聞いて、
そんじゃいっちょ原宿あたりにでも行ってみるかと思ったワケなんだな。

いやいや、それにしてもえらい人の多さだったよ。よくもまぁ集まったもんだ。
あんなに人であふれた表参道を歩いたのって初めてだな、オレ。
ヒルズ内だって「オイオイ、どんだけいるんだよ！お前らどっから来てんだ？
オラオラちょっと免許証見せてみろ！」って不条理な（？）問いかけをしたくなるほど、
ウジャウジャと人がいてさ。


そうは言っても、それぞれのショップ内はそれほど混んでるってワケでもなくてね、
どうやら“とりあえずクリスマスだから来てみた”っていう、見物客風情が
大多数を占めていたようだな。
ま、オレもそんな“どんなもんか入ってみた”人間の一人だったんで、他人の事を
とやかく言えた義理じゃあないんだが。

そんでもってお目当てのイルミネーションなんだけど、これがイメージと全然違ってやがんの。
“復活”ってくらいだから、以前のような木に電飾を施したイルミネーションが
見られるもんだとばっかし思ってたらそうじゃなくて、歩道上の街灯に装飾した
大きなライトが並んでて、それが新しいイルミネーションのスタイルだって事らしいんだな。


なんでも、明治神宮へ続く道との事で「和」をイメージして制作されたモノで、
時間によって様々な色に変化するっていう優れモンなんだけど、
これがまた見た目は結構ビミョー。

正直そんなにキレイに街をライトアップさせている感じでもないし、
なによりも全然クリスマスっぽくなくて、ガッカリしちまったってのがオレの本音だな。

う～～ん、やっぱり樹木の保護が強く叫ばれていたこの地区では、
昔のようなイルミネーションの復活は、もう二度と望めないのかもな。
今となっては、まるで美しい夢でも見てたかのように、スゲエ綺麗だったって印象だけが
ぼんやりと残ってたりもする。
その残像に縛られて、「また見たいな。」なんて単純に思ったりもするんだけどさ、
そう願うこと自体も環境保護の観点から見たら、人間側の勝手な言い分なんだろうね、きっと。


（このラフォーレ前のツリーは、従来のイメージ通り。ここで記念撮影を
している人も多かった。）