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カテゴリ:生き方を見つめて
以前、沖縄の萱沼道子インストラクター(祝・保育園決定!)のブログで
紹介されていたこの本、やっと読み終えました。 家事と家族の日常生活---主婦はなぜ暇にならなかったのか--- もともとは博士論文だったもので、 膨大なデータとそれの分析・考察で構成されている本です。 データとその分析はやっぱり読み飛ばしがちになってしまいますが(読める方は是非!)、 それでも家事とそれを担う人について、戦前の時代から高度成長期を経て1990年代まで 歴史的に、多角的に知ることができました。 そして今後の展望、どのような社会になっていったらいいかという希望まで。 いちばん心に刺さったのが、労働を「よい労働」と「わるい労働」に分けて考察しているところ。 「よい労働」とは要するに高い収入が得られ、やりがいも社会的な使命感もある仕事のこと。 「わるい労働」とはいわゆる汚れ仕事、誰もやりたがらなくて、お給料も低い仕事のこと。 (これは私が勝手に要約した解釈です。) この「わるい労働」のほうに、家事や介護、育児が入るということ。 人をケアする仕事、求められる水準をクリアしてもそれが当たり前とみなされ評価されない仕事 がこちらにあたるそうです。 先日の「オーラの泉スペシャル」の録画も見ました。 そこで戦前のお母さんは家事なんてみんな手作業でやっていて、 その上子どもの勉強もみたりいろいろ忙しいのを、こともなげにみんなやってた、 という話をしていました。 それで、現代の母親たちは甘えているとか無償の愛が足りないとか、 便利というのはよくないとか、いろいろと。 ほんっとにごもっとも、だとは思うんですけど、 こういう話には反論したくなります。 だって、時代が違うのだ、と。 この反論をすると、どうしても言い訳がましくなってしまうような気がして、 なかなかうまく言えません。 とにかく、これから先を見据えると、 家事というのは家庭の中に完全に取りこまれているものなので、 大人の女性だけでなく、男性も、子どもも、 みんなでやるのが一番だ、とおもいます。 アウトソーシングできればいいけど、そのような収入もなければ、 供給してくれるサービスもこの田舎にはないですから。 家事はできるだけやりたくない仕事ではなく、 やる価値のあるすばらしい仕事であるという認識が 社会のスタンダードになる日が来てほしいです。 ***************************** 産後のボディケア&フィットネス教室@中標津 【9月・中標津クラス】4・11・18・25日(金)10:00~12:00 Studio Lucifer(中標津町東21南8)にて。 産後のボディケア&フィットネス教室@別海 【9月・別海クラス】2・9・16・30日(水)10:00~12:00 別海町民体育館2F研修室にて。 クラスの詳細はコチラをご覧下さい。 『出産で美しくなる~マドレボニータの産後ボディケア』吉岡マコ 著・出演 産後クラスでお伝えしているセルフケアの時間を4週分収録したDVDに、 わかりやすくまとまった内容と熱いメッセージ満載の小冊子がセットになっています。 おうちでのセルフケアのお供にぜひ! プレゼントにも素敵です☆ 『産褥記』 吉田紫磨子 著 出産当日から1ヶ月にわたるリアルな記録。産後の予習にはもってこいの1冊です。 ↓↓↓にご来店ください♪ 『産後白書』 出産直後からの身体の状態と夫婦関係についてリアルな産後大調査! 個人頒布受付中!ひとりでも多くの産後女性に無料配布できるよう、賛同金を募っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月22日 00時52分44秒
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