かしこい子ってどんな子か。
先日、といっても半月くらい前のこと。宇治市で、ドイツなどヨーロッパの木のおもちゃ、ボードゲーム、絵本、児童書、保育の書籍を扱ってる「キッズいわき ぱふ」(http://www.kidspuff.com/)の代表、岩城敏之さんの講演を聴く機会がありました。お世話になってる子育て支援サークル代表の寛げるご自宅が会場、まるでプライベート講演。しかも美味しい雑穀ご飯や持ち寄りの手作り料理もいっぱいで(わたすは手ぶらでしたが)豪華ランチパーティ付。とても勉強になり、とても楽しかったですす岩城さんが大量に持ってきてくださった玩具やゲームで小一時間も遊び、それからが講演でした。ゲームは、頭と体を使うもの。神経衰弱のように絵柄を合わせるものや、耳で聞いた情報(例えば生き物の特徴)からその絵のカードを探すとか、見た色の組み合わせを瞬時に手元のカラーカップで再現するとか、そしてゲームであるためどれも早い者勝ち。スピードがいります。「頭つかう〜反射神経いる〜」とかなり熱くなったのですが、対象年齢は4歳って。。。orz どんだけ普段わたしは頭と体を使ってないのか。また、子どもたちって、どんだけスゴイんだー。。。ちなみに、私が一番気に入ったのはこのカード遊び。花合わせ。賭事ではなく本来の雅な、日本最古の花札の画を復刻したのだそうです。http://kleeblatt.jp/game-25.htmlいずれも美しい日本の色!うっとりします今はゲームといえばDSだったり、テレビのキャラ玩具。特に変身ヒーローものの玩具の更新の早いこと早いこと…サンタさんにお願いされるのも、ほとんどがそうだと聴いています。先進国では日本だけの特殊な状態なんだそうで…。岩城さんのお話の中で印象的だったのは、有名な「母性は本能ではない、子育てはみんなでよってたかってするものだ」のほか賢い子ってどんな子か。それは「アルプスの少女ハイジみたいな子ども」だと。生まれてきたことを喜び、生きていることを喜び、自分に与えられた能力を思う存分発揮して、自分を幸せにして、そのことによって周囲も幸せにする子ども。。。自分を幸せにって表現がとてもいいなと思いました。また、赤ちゃんをよく知らない私には、赤ちゃんのことも。赤ちゃんは退屈でも泣いてる。「相手をして、楽しませて、幸せにしてくれ〜」と泣いてる。そんなときは「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と必ず二回、背中を軽くポンポンしながら言うんだと。すぐ泣きやまなくてもそれを何度もして、それから音を出して、顔を音に向けさせてって。大人だって、SOS出した時、相手にされなかったらがんばれない。「大丈夫、いま助けに行くから、もう少しがんばって」とか反応してもらえるから、頑張れるんだと。しみこむ言葉でした後日、たまたま会ったお手洗いに行きたいママが、私に「ちょっとだけ見ててください」と赤ちゃんを抱かせてくれたのですが、即泣きそりゃそうよね。いつもなら焦っちゃうんですが、岩城さんの話を思い出して「だいじょうぶ、大丈夫〜」と何度も言って、鈴の鳴るおもちゃを振り振りして、なんとか待ってもらいました(^^.) また絵本で子育てセンターの先生に得意げに「岩城さんってご存知ですか?こないだ講演聴いたんですよ!」って言いかけたら「知ってるわよ〜」と言われてしまいました。そ、そうだったのね、後れ馳せながらよかった本当に貴重な機会でした。ありがとうございました(*´∇`*)