★知識と体験
知識が有っても体験したことが無いと感情が伴わない。体験しなくてもイメージできたら感情の理解は進む。私たちは一度の人生で全てを体験できるわけではない。それでも違う形で体験していれば、イメージするという手法で共感できるのだ。私は常々、向こうの世界へ持って帰れるのは体験だと言っている。体験に伴う感情を持ち帰れるのである。体験自体に限度があっても、体験を重ねることによって伴う感情は幾通りもあるから、そうやって体験を深めていけば、豊かな感情を得ることになるだろう。若くして亡くなった人でも、生きた分の何倍もの豊かな感情を、向こうの世界に持ち帰ることができたかもしれない。逆に、たとえ長く生きているとしても小さくまとまってしまい、そんなに行動しないまま、歳を重ねて生きてきただけかもしれない。今世に縁が有った私たち。今世だからこそ体験できることを、一つでも多くしていこうよ。この時代のこの日本で、私たちにできる体験は何だろうか?そして、この私にだけできる体験は何だろうか?私は幸いにも占いをしているお蔭で、沢山の疑似体験をさせて貰っている。これは役得だと思っている。‥有難いことである。身近なことを一生懸命するのも、体験の一つである。一生懸命した時に得た感情が、誰かの共感を呼ぶかもしれないからだ。体験を生きたものにしよう。そしてその体験を積み重ねて、自信をもって生きていこう。向こうの世界にも持ち帰れるのだから、一挙両得である。体験から得た感情を、沢山お土産に持っていきたいものである。