★ガン治療
私は感じで書く癌という字が、根拠は全く無いのだが余り好きでない。なのでカタカナで書くのだが‥。最近はガンに関係する話しを、芸能界で良く聞く。北斗晶さんや川島なお美さんのことが、ニュースで取沙汰されている。乳がん検診は北斗さんのお陰(?)で、受診者が2倍になっているということを言っていた病院もあるそうだ。でも皮肉なことに北斗さんは、きちんと検診を受けていたというから、ガンと聞いた時のショックは大きかっただろうと思う。まだまだ今の医学であっても、発見が難しいところだろうか。どうやらガンは見えないところにも、潜んでいることになる。いままで「死」というものと向き合ってこなかった人は、この世に沢山居るだろうと思う。何となく今日が終わり、何となく明日が来る。そして忙しい一日が始まってしまい、現実の世界で起こっていることばかりに、意識が行ってしまう。だがそれは生きていく為には必要なことであり、現実を生き抜くためには、ある意味仕方がないことでもある。そういう現代人に、病気という形で「待った」をかける。病気は、毎日走っている私たちを立ち止まらせて、生きている意味を考えさせるきっかけとなるのだ。突然の病気に「どうして私なの?」という疑問が頭を霞める。不幸なことが起こると、そういうふうに考えてしまうのは仕方がないことだ。病気への取り組み方を考えると、樹木希林さんに学びたいと思う。彼女もガン患者なのだが、病気を医者任せにはしていない。病気になって色々悩み、そしてようやく行き着いた考えである。私たちは産まれた瞬間から死に向かって生きている。何のために産まれてきたのか、時々は立ち止まって考えてみたい。