★偶然の出会い
この間の話しには、もう一つ面白いエピソードがある。土曜日に会社へ荷物を取りに行ったのだが、大きな物が多くて、両手が一杯になった。置き傘も1本有ったのだが、丁度雨が降りそうな日だったので、持っていても変な目で見られない状態だった。傘は、持ち帰らなければならない一つである。帰りのバスを見ると、またラッキーなことにすぐにバスが来る。土日の極端に少ない本数の中で、しかも大坪行きである。荷物の大きさと多さに、一度家に帰るつもりだったのだが、丁度大坪行きに乗ることが出来たことで、気持ちが変わった。そのまま終点の大坪へ行くことにしたのだ。終点の大坪には初めて来たが、結構りっぱな車庫だった。そしてその横には大きな事務所が建っていた。その事務所へ、朝落し物の件で電話した者と言って入っていった。電話では、私の持っていた携帯の色や形状を話して、それらしき物が有ると言われただけなので、自分の物という確証は無かった。だから見て手に触れて、ようやく安堵した。携帯は落とさないように、カバンの奥底へ入れないとねぇ‥反省。外に出ると雨が降っている。バスの乗り場がすぐに分からず、聞けば良かったと思ったが、まぁ、次のバス停は分かるので、取り敢えず歩いていった。大坪行きは津島行きという終点には行かない。途中に有る大きな車庫である。なので、二つ乗り場を歩けば本線に出るので、本数が少なくても乗れると思ったこともあって、歩いたのである。ところがここでもラッキーで、数分後に車庫の大坪からバスが来た。雨が降って両手に大荷物、早くバスに乗れて嬉しかった。そして名鉄バスなので後ろから乗り、降りる時は前に行って清算して出ることになる。荷物が多いので早めに席を立って降車する運転席のほうへ行くと、信号で止まっていた運転手さんに声をかけられた。「お客様、乗り過ごされたのですか?」‥と。あらっ?私が行きに会社へ行った時の運転手さん??この運転手さんは私が乗った場所か降りた場所を知っていた。だから降りる方向が逆だったことから、乗り過ごしてしまって戻っていると思ったわけである。いえいえ、忘れ物をとりに忘れ物置き場である大坪まで行ってきて、その帰り道なんです~と事情を説明した。なんだ?この偶然は??(笑)朝乗った運転手は、朝とまた同じ方向へ向かう運転手に、一日2度会ってしまった。乗り越したと勘違いされたために、忘れ物をしたという事実を話す羽目になってしまったのだが、沢山の乗客の中で、私を覚えていてくれたのが嬉しかった。まぁ、それだけ変に目立っていたのかもしれないが‥(笑)こんな一日が有っても、いいかも!?記憶に残る面白い一日だった。