★若返りを図る
前回の「ゲンキの時間」で取り上げた題材が「肺」について‥だった。肺呼吸は20代半ば~後半頃から徐々に落ちていく臓器のようで、意外に早い段階で衰えていくようである。でもそう感じないわけで‥どうやら自覚するのが難しい臓器のようである。肺機能のピークが20代半ば?‥その自覚は無いなぁ。40代~50代ぐらいになって、衰えてきたなぁ‥と思うのだから、そんな早い段階で、肺の機能が下降しているとは考えられないのだ。肺機能が衰えたなぁ‥と感じる時って、息切れがした時。他には、階段の昇り降りとか、ダッシュをした時に息が上がってしまい、呼吸が整わない時に衰えを感じる。そうなってようやく、肺機能が落ちてきたと自覚するのである。呼吸について、面白い話しをしていた。よく運動関係で言われるのが‥、例えば私はヨガをやっているからだと思うのだが、吐くことが起点になると言われる。吐ききることが大事で、吐ききれば勝手に息が入ってくるから、長く息を吐ききることを要求される。呼吸は呼気と吸気のことで、吐く力と吸う力。字はどちらが先になっている?呼吸の「呼」は呼気の吐くほうでしょ!?次に呼吸の「吸」の字、吐いて次に吸うという順番だというのだ。私の占いの先生が、「出入口」という言葉について話してくれたことがある。出入口‥入出口とは言わないよね!?と言われた。なので、出るほうが先‥。出たからこそ、その出た空洞に新たなモノが入ってくることができる。愛も与えなさい!(与えるほうが先)。愛を与えた後に、新たな愛を受け取ることができるんだよ‥と。この考え方と一緒なんだ‥と、少し感慨深かった。もう一つ、へぇ~と思ったのが、日本人と外国人の違い。外国人は、深呼吸をしてください!と言うと、まず吐いてから吸うらしい‥。ほぅ、それはスゴイ!日本人は深呼吸をしてくださいと言われると、まず吸おうとしてしまう。吐いてからでなく、まず吸うわけだ。実はこれが、間違いの元なわけで‥、つまりは、吐ききる力が日本人は弱いのかなぁ‥と思った。さて、20代半ばぐらいからもう下降線になってしまう肺を、どうやって食い止めたらいいのだろうか?筋力は年齢関係なく鍛えることが出来るのだが、肺は自分では動かせないではないか?‥さてさて、どうする!?肺自体を鍛えることは出来ないのだが、その肺を支える呼吸筋を鍛えることで、肺の若返りを図るというもの。呼吸筋は、どうやら20種類ほどあるらしい。その中でも大事な呼吸筋が、横隔膜である。この横隔膜を鍛えればいい‥となるわけみたいだ。横隔膜の機能を悪くしているのは、猫背‥他には加齢、肥満、運動不足等々。これらを改善してくことで、肺機能の若返りを図る。吐くことが重要なので、合唱とかカラオケとか、或いは管楽器とか‥。長く吐くことで成り立つ趣味を持つことが、とても大事である。息を長く吐いて、肺機能の若返りを図りたい。私がオカリナや鍵盤ハーモニカを吹いているのも、健康維持のためだ。運動の嫌いな私は、そのハンデを好きな音楽で穴埋めをしている。鼻歌を、息を長く吐くことを条件として、気軽に行なうのも良いとのこと。これなら時間も場所も道具も、わざわざ用意することもないのだから、何時でも何処でも簡単に出来る‥いいじゃん~。気負うことなく、気楽に肺の若返りを図ろう!なにせ、早くて20代半ばから肺機能は衰えていくのだから、一日でも早く吐ききる呼吸をして、肺を元気にしたいものだ。