★世界が認める日本の技術力
JR博多駅前の大規模道路陥没事故は、たった1週間ほど前のことである。開いた穴の大きさは、テレビ越しでも滅茶苦茶大きいと認識できる。これを埋めるのに、どれだけの砂が必要で、トラック何百台分運ばなければならないだろうか‥。いやどうやら何百台分ではなくて、千や2千台単位のようである。1ヶ月以上はかかる工事のはずなのに、1週間で工事をしてしまった。凄いと感じたのは日本人だけではないようだ。世界からも称賛の声が集まっている。何百人態勢で、しかも夜通し復旧に努めた結果である。工事をしている映像を見ると、沢山の人と車が見うけられる。何処の国が、同じようにこれだけの労力を短期間にかけられるだろうか?日本人だからこそ頑張れたように思う。選択された工法がまた、的を得ていた。水の中でも固まる性質の土を使ったというのだが、破損した下水道の水を、そのまま利用できる方法である。水を抜く手間を省くどころか、あえてその水を使うという方法。最短距離で修復していける方法だと思う。もうライフラインもすべて復旧したようだ。水道管も埋め電柱もたてて、全く1週間前と一緒である。関係者によれば、強度は前より有るという話しも出ていた。何処の国もこんなに早く復旧は出来ない。スマートにやってしまうのが、日本人の素晴らしいところである。しかしこういう陥没は今後も起こりうることだと言う。地面が確かなものでないという事実はやはり怖い。でも日本が地震大国であることを考えれば、不安な気持ちで過ごすばかりでなく、立て直しが早い日本に居るという誇りを持って、鷹揚に構えていたい。