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絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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mihri

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2006年11月24日
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なんて訳したらいいのかわからないけど、今日はちまたでは「先生に感謝して、プレゼントやお花などをあげる日」らしい。公式には先生に感謝する日・・・・?
プレゼントの強制はないのだと思うし、息子の先生からも「プレゼントはいりませんよ、お花も入りませんよ」と言われてはいたし、息子も「先生が プレゼントは持ってこないで、それより詩を読んでくれたり、お話をしてくれるほうがうれしいわ と言ってよ」と言っていたけど、考えてしまった。

先生がいくらそう言っても、生徒たちはプレゼントを持っていくだろう。
もとい父兄はプレゼントを持たせるだろう。

私はなにせ、トルコの学校へ通った経験もなければ、先生の日の経験もないし、いままでもとくに意識したことがなかったから、どうしていいのかわからないというのが、本音。

周囲のトルコ人に聞いて、先生がそこまで言うのなら持っていかなくてもいいと思うけど、もし他の生徒がみんな持ってきていて、息子だけが何も持っていかなかったら、子供自身が傷つく・・・・という理由で、息子が選んだ小さな鉢植えをプレゼントすることにした。

以前通っていた保育園では、金持ちの師弟が多かったのか、先生の日に豪華な花束や時計やなかには宝石類を持ってくる親がいたようだ。
今通っている息子の私立校も、我が家が一番の貧乏家庭だと自負するが、きっと、プレゼントをたくさん持ってくる子供もいるのだろうな・・・と思ってはいた。

帰宅した息子に聞いてみると、やはり「○○と××は大きな袋にたくさんプレゼント持ってきていて、先生がこんなにたくさん・・・・って困っていた」と。
持ってきていなかった子もいたそうだけど、これらの話を聞いて、息子には
「先生のことが好きだから、その気持ちを伝えるために、立派で高いプレゼントでなくても、小さいプレゼントをでも、もしプレゼントを持っていかなくても、先生にプレゼントをしたかったというあなたたち生徒の気持ちが大切なのよ」と説明したけど、親である私が実はまだよくわかっていない。

・・・というところへ、日本語講座の生徒の一人から電話がかかってきた。
「日本の習慣ではないかもしれないけど、今日は先生の日なんですよ。それで私たちの先生であるあなたにも、感謝の気持ちをこめて、先生の日おめでとう。と言いたかったのです」。
そのために電話をわざわざしてくれたわけで、とてもうれしく感じた。

何かをプレゼントされてうれしくない人はいないと思う。
同時に私立校の先生に、裕福な父兄からプレゼントして欲しいものがあるとも思えない。
ようは気持ちの問題なんだと思う。

思うのだけど、父兄は来年も再来年も先生にプレゼントをするのだろうし、先生もプレゼントは持ってこないでというのだろうけど、先生の日というのがある限り、この子供たちの(というか父兄の)先生へのプレゼント合戦は絶えることはないのだろうなあ・・・・と。

日本はお歳暮とかお中元とか、先生たちは受け取っていたのだろうか、それともいっさいお断りと受け取らないのであろうか、子供のころ、考えたことないし、日本で子供を学校へ行かせたことがないから、日本の事情もわからないけど。

いっそのこと、本当に先生がプレゼントが困るようなら、学校サイドで「プレゼント、お花などいっさいお断りします」って公式文書でも出してくれるとわかりやすくていいのだけどなあ・・・。
その代わりに先生の日、おめでとう! って生徒たちと握手してキスしあうのがいい。

そういえば、今日は講座の先生たちのために市の主催で昼食会が開かれていた。
私も参加しなければいけなかったのだが、仕事があるので断ったのだけど・・・・。





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Last updated  2006年11月25日 03時56分18秒
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