|
カテゴリ:絨毯屋の仕事
トルコの民族衣装シリーズ第6回・・!!!
ちょっと面倒になってきたのでやめようかと思ったけど、思った以上に反響が大きいので、もう少しがんばろうかと・・・・。 今回はタウシャンル、オルハネリなどの遊牧民の女性用衣装。 これらの村がどこにあるかというと、ウシャクまたはキュタフヤからブルサの間の道で、一般的にはボズユックを経由をするのだけど、ちょっと寄り道して山間部経由で通る道の途中にある。 この近辺は遊牧民が定住した地で、今でも民族的なフェスティバルが春か秋に行われている。 そのときにはオリジナルの民族衣装を見ることもできる。 これはごく一般的な女性用衣装。 シャツにウチュエテッキ、ジャケットを着る。ウチュエテッキやジャケットは素朴なもので、素材的にとかテクニック的にとか、これはすごいというのはないのだけど、遊牧民的なのはウールで手織りされた布による腰巻やビーズの首飾りである。 これはスカーフである。手押し型のガーゼにビーズで装飾をしたもので、私は個人的にはこの手押し型のガーゼ布にめちゃくちゃ弱い。いまどきの工場製品にない、味がある。 ビーズの首飾り。これはブルサ近郊の遊牧民が好んでつけるタイプで、長くてたらすのではなく、短めに首につける。 これが腰巻。大抵は正方形から長方形に形をつくり、それを三角に折って、腰に巻く。 布がお尻を隠すようになっているが、隠すというよりは膨らませてボリュームをつけるといった感じ。色の好みはいろいろだが、たいてい明るい配色でかわいらしい印象になる。 このウール糸を使った手織り布だけでもコレクションする価値あり・・・・で、私も腰巻、エプロンなどウール素材で手織り布でできている衣装パーツはもちろんしている。 これまたかわいらしい色彩の手編みウール靴下。 これは新し目のものではあるが、この色彩といい、モチーフといい、私たちにはない感覚でとても魅かれる。腰巻と合っている。靴下コレクションももちろんしている・・・・。 靴下コレクションについて付け加えておくと、靴下は使用すると痛むし、保存に気を使わないので虫くいがある。古い靴下はなかなか難しいのであるが、それでもなんとか揃った。 でも元の持ち主はまさか、自分がはいた靴下がコレクション対象になっている・・・・なんて想像もしていないだろう・・・・。衣類のコレクションというのは、特に下着関係はそういうものなんだけど・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年12月12日 01時55分22秒
[絨毯屋の仕事] カテゴリの最新記事
|