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絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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mihri

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2006年12月11日
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カテゴリ:絨毯屋の仕事
トルコの民族衣装シリーズ第6回・・!!!
ちょっと面倒になってきたのでやめようかと思ったけど、思った以上に反響が大きいので、もう少しがんばろうかと・・・・。

今回はタウシャンル、オルハネリなどの遊牧民の女性用衣装。
これらの村がどこにあるかというと、ウシャクまたはキュタフヤからブルサの間の道で、一般的にはボズユックを経由をするのだけど、ちょっと寄り道して山間部経由で通る道の途中にある。
この近辺は遊牧民が定住した地で、今でも民族的なフェスティバルが春か秋に行われている。
そのときにはオリジナルの民族衣装を見ることもできる。

elbiseler2006 263.jpg

これはごく一般的な女性用衣装。
シャツにウチュエテッキ、ジャケットを着る。ウチュエテッキやジャケットは素朴なもので、素材的にとかテクニック的にとか、これはすごいというのはないのだけど、遊牧民的なのはウールで手織りされた布による腰巻やビーズの首飾りである。

elbiseler2006 258.jpg

これはスカーフである。手押し型のガーゼにビーズで装飾をしたもので、私は個人的にはこの手押し型のガーゼ布にめちゃくちゃ弱い。いまどきの工場製品にない、味がある。

elbiseler2006 259.jpg

ビーズの首飾り。これはブルサ近郊の遊牧民が好んでつけるタイプで、長くてたらすのではなく、短めに首につける。

elbiseler2006 257.jpg

これが腰巻。大抵は正方形から長方形に形をつくり、それを三角に折って、腰に巻く。
布がお尻を隠すようになっているが、隠すというよりは膨らませてボリュームをつけるといった感じ。色の好みはいろいろだが、たいてい明るい配色でかわいらしい印象になる。
このウール糸を使った手織り布だけでもコレクションする価値あり・・・・で、私も腰巻、エプロンなどウール素材で手織り布でできている衣装パーツはもちろんしている。

elbiseler2006 260.jpg

これまたかわいらしい色彩の手編みウール靴下。
これは新し目のものではあるが、この色彩といい、モチーフといい、私たちにはない感覚でとても魅かれる。腰巻と合っている。靴下コレクションももちろんしている・・・・。

靴下コレクションについて付け加えておくと、靴下は使用すると痛むし、保存に気を使わないので虫くいがある。古い靴下はなかなか難しいのであるが、それでもなんとか揃った。
でも元の持ち主はまさか、自分がはいた靴下がコレクション対象になっている・・・・なんて想像もしていないだろう・・・・。衣類のコレクションというのは、特に下着関係はそういうものなんだけど・・・・。





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Last updated  2006年12月12日 01時55分22秒
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