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絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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mihri

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2008年01月18日
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ビーツ、ビーッ。
ビーッ、ビーッ。
クルマのクラクションの音。
夢うつつ、兵役に行く人を見送るクルマの集団か、どこかのサッカーチームのファンの行進か・・・。はたまた何かへの抗議行動か・・・・。

夜中にご苦労さん・・・・。

半分寝ているわけだから、夢でのできごとだと思っていた。
そしたら・・・・・。

我が家のチャイムの音。
ええーっ。まだ朝の4時だよ。
気のせいかと思っていたら、何度も何度もなる。
仕方がないからドアを開けたら、警官。

「○○番地はここか?」
「・・・(寝ぼけながら)ああ、そうです」
「お宅のクルマのクラクションが鳴り続けているから見てください」
「うちのクルマ?」
「07FPのクルマ、あなたのじゃないですか?」
「そうですけど・・・」

と、クルマのカギを持って下に下りた。
クルマを停めてある裏の駐車場に行こうとしたら、警官が
「どこへ行くんですか? クルマはビルの前にあるじゃないですか」
「そんなわけないですよ。裏の駐車場に停めていますから」

警官が示したクルマは、我が家のクルマではなく、階下の会社のクルマ。
ナンバーは「07KB」。

「これはうちのクルマじゃありませんよ」
「そんなはずはない。ちょっとカギを貸してください」
と警官は私のカギでそのクルマを開けようとする。
もちろん、開くわけはない。

やっと、我が家のクルマでないことに気がついて、
「すみません、違ったみたいです」
とカギを返してくれた。

その後、警官たちは、クルマの持ち主を見つけることも(会社のため、誰もいない)鳴り続けるクラクションをどうすることもできず、約30分、クラクションの音が続いた。

夜の4時にチャイムで起こされて、しかもドアを開けたら警官が立っていて、階下までおろされて、他人のクルマの罪を擦り付けられて、最後はあやまってもらったけど、人騒がせな事件であった。






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Last updated  2008年01月18日 22時54分05秒
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