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カテゴリ:ミフリカフェ話
トルコにも「バレンタインデー」がある。
ただ「バレンタインデー」という名称は馴染みがなく、「恋人たちの日」と呼ばれている。 名前の通り、恋人同士、夫婦同士がプレゼントを交換したり、もしくは好きな人(恋人になってほしい人)にプレゼントをして気持ちを伝える日である。 また義理チョコがあるように、恋人や夫婦じゃなくても、お世話になっている人や親しい友人にプレゼントをする場合もある。 さて、昨年はアンタルヤ市主催の講座で、日本語講師をしていたおかげで生徒たちからお花をもらったりした。 今年はプレゼントとは無縁になりそうだが、プレゼントは横に置いておいても、それではせっかくのバレンタインデーなのに、盛り上がりもないし、楽しくない・・・・。 (日本だったら贈る相手の有無とは関係なく、チョコレート売り場を見て歩くだけでも楽しい時期なのに・・・・) ・・・・・と、ミフリ社長はあてもないのに突然、「恋人たちの日スペシャルメニュー・ハートづくし・要予約」という張り紙をカフェのドアに張ってみた。 そしたら意外にも5組の予約が入り、当日のお客も含めて10組程度にはなりそうなので、急遽、食事とダンスの「おめでとう! 恋人たちの日」パーティーを開催することになった。 カップルも、カップルじゃない人も食べて踊って楽しめる時間にしようと思っている。 カフェを始めてから、トルコ人の若い子たちとの接触が多いが、彼らの悩みというのは恋の悩みがほとんである。 今の私には「なんでそんなことで悩むの~!!」と思うことが多いけど、そういう年頃なのであるから仕方がない。 すっかり縁遠くなってしまったが、そういう気持ちを持っていたころを思い出させてもらうだけで、刺激になる。 20代の後半、ライターの仕事をしているときに、テレビ局の人にドラマのシナリオ書きを勧められたことがあった。 当時はまだトレンディードラマとか呼ばれていて、入り組んだ恋愛モノが多かった気がするが、そのときに言われた言葉が「ある年を過ぎると、登場人物たちの気持ちがわからなくなるから、書く気持ちがあるならできるだけ早く書いたほうがいいよ」というものだったが、その意味が今になってよくわかる。 各年齢ごとのこだわりや悩みはあるにしても、確かに10代、20代のときの気持ちは、頭でわかっても、繊細すぎる気持ちが理解ができなくなっている。 若い人たちの姿を見て、こんなことに悩んで涙したんだなあとか、こんな風に考えていたんだなあとか、こんなこだわり方をしたんだったなあ・・・・って、懐かしく思うばかりである。 (今じゃ悩まず、図太く、たくましいミフリ社長にも、やはり繊細でガラス細工のような時があったのである・・・・!?) そんな気持ちを失った今、10代、20代の若いカップルを見守りつつ、お母さん(保護者)気分でも味わうか・・・・!?(すっかり引退しているって・・・・) でもダンスだけは一緒に踊ちゃうもんね。(最近、足腰が痛いのだけど・・・・) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年02月14日 07時06分35秒
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