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カテゴリ:絨毯屋の仕事
先日は某テレビ局の取材でカレイチを散策するミフリ社長・・・という、イメージ映像の撮影をした。
しかも当日は風がゴウゴウ吹いている日で、メドューサの蛇の髪のように飛ぶ髪の毛を押さえるのに精一杯。全くのお笑い映像になってしまったのだけど・・・。 (ニュース素材になぜイメージ映像が・・・という疑問を抱きつつ、言われるがままに遠い目で地中海を望む演技までしてしまったミフリ社長・・・・) 今度は前から話があったのだけど、地元大学建築学科の学生への課題の取材対象になってしまった。 建築学科というからには、インテリア・内装に関連してキリムや絨毯のモチーフや染色についての取材協力かと思ったら(というか、そういう話だった)、なぜか訪問してきた教授や学生たちの質問は、名前に始まる自己紹介から、いつトルコへ来たのか、なぜトルコの手工芸品に興味を持ったのか、トルコでどこへ行ったのか、どんなものを集めたのか、手に入れたときのエピソードなど、ミフリ社長のトルコ手工芸のコレクターとしての取材内容であった。 おおーい、店にあるものは売りものだよ、ここは絨毯屋なんだよ、と大声で言いたいけど、実態が商売人というよりは、ただの欲しいモノを集めている人に近いから、だんだん小声になっていく・・・。 実際、売り物より自分用に集めているものの方が数段多いから何も言えないし、私のコレクションは自分で言うのも何だけどなかなかである・・・・。 トルコ手工芸品のコレクターとして名前が挙がるようになったのだから、それはそれで喜ぶべきこと・・・と。 外国人というのは、ある種特別な立場にもいるわけで、あくまで個人なんだけど、やはり国を背負っていたり、どこか見世物パンダ的なところもある。 そういう特殊性を嫌がる人もいると思う。 私の場合、前職で取材する側の人間だったから、取材する側の気持ちもよくわかる。 で、しかもサービス精神旺盛な方だから、気にしないで何でもやってしまうのだけど。 15年経っても少しも上達しないトルコ語で、臆面もなく。 それでもあえて言わせてもらえば、アンタルヤに住む外国人として、なんらかの形で地元に貢献できること、お役に立てることがあることをうれしく思う次第である・・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年04月03日 07時37分39秒
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