カテゴリ:どこかの薔薇
かえるさんがブログに粉粧楼の事を書いていた。
リンクさせてもらったので、詳しくはそちらの記事を読んで頂くとして。 私も彼女と同じように梶みゆき著の「オールドローズガーデン」を見て 粉粧楼に憧れまくり、育てていた経歴がありまして。 とにかくすごい粉粧楼ブームが巻き起こっていたと思うのですよね、あの当時。 駒場バラ園が本格的に導入したとかなんとか、どこかで読んだ気もしますがうろ覚え。 その駒場バラ園で見た景色。粉粧楼のスタンダードがずらりと並んでぽんぽんころころ の蕾がころりんころりん沢山付いていて。とてもかわいらしかった。 新苗か、2年ものが欲しかったのだけど完全に売り切れ。 5年生の超立派な大苗、お値段もご立派…5000円位だった記憶が。 プロがここまで手塩にかけると、素人の手にかかった途端に調子が悪くなると 聞いていたのでとても悩んだし、値段が値段だし。でも、結局買ってしまった。 持って帰って2日も経たぬうち、真っ白けっけのうどんこクイーン。 後にも先にもあんな強烈にウドンコが発生したのはあの株だけだったわ。 たくさんついていた丸々した蕾はひとつも開かず、とても悲しかった~ それでもその後8年は細々と咲いて楽しませてくれたけれど、植え替えを一度もしないと いう究極のずぼら園芸で、シュートが出ないままどんどん株が小さくなって。 すっかり気持ちが薄れてしまった私は、引越の時にご近所さんにあげてしまったの。 今どうしていることやら…まったくおつきあいのない人なのに貰って育ててくれるなら 誰でも良いやとワラにもすがる思いであげてしまったの、大後悔。 で、本題はここから。 私が常々不思議に思っていた事。時々通りすがりのお宅で見かける粉粧楼とタグが ついているバラと我が家の粉粧楼。花はそっくり。でも株立ちと葉の雰囲気と香りが なんか違う??????と思う事が多々あったのです。 道に鉢を出しているお宅が時々ありますね、そういう時にはすかさずくんくんしていた のですが、違う!もしくはほとんど無香!と思う事多く。 我が家のはそれはそれは素敵なパウダリーなダマスク香があったのです。 昔の鏡台の香りというか、祖母が使っていた白粉のような懐かしい香り。 花色とか花弁の質感は似ているんだけど、うちのはころんころんすぎてこんなに 開かないのに、カップが浅くて開いてるなぁと思ったり。 うちのはもっと花びら薄くて繊細でぎっしり巻き巻きだし~たまに浅く開く時も あるけどそれでも薄さと花弁の大量さはそんなに変化しないし。 枝振りがよそ様のは細くてしなやかに伸びているのが多いけれど うちのは矮小だけどがっつり木立で、細くてしなやかな枝は一度も出た事なく。 でも新苗から育ててないからなぁ。ちょっとここはあまり自信がないけれど。 そしてそして、私が駒場バラ園で苗をゲットした頃はまだまだ稀少だったと思うの ですが、その2~3年後かな?大流通した時にはしょっちゅう色んな場所で新苗も大苗も 見かけるようになり、ずらりと並んでいるのをよく見ましたけれど… 一度として駒場バラ園で見た時と同じ印象を持てなかったんです。 京成バラ園の売り場で見た時も、すごく違和感があったのよね~ なんか違う、絶対違う、感覚的・直感的でなんの証拠もないけれど、違うの。 でも、その違和感あった苗達はクロチルド・スペールだったと思う。 そう確信したのは、このページを見つけたから。 あぁぁぁぁ、あげなきゃよかった。今となっては解明できない。 私は、駒場バラ園から流通した粉粧楼木立矮小種と クロチルド・スペールが粉粧楼とタグ付いて大流通したものと、 中国にあるというカップ咲きツル、の3種類が存在するということなのでは??? と思うのです。 2004年5/8 右下の一輪 2006年5/18 左のころころ あまりにも古くて画質がひどい画像ですが、我が家にいた粉粧楼。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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