バラとワイマな日々

東京都内に20年住んでから、高知市内にお嫁にきて一番最初に思ったことは夜が暗い!でした。
この話をすると、都市部に住んでる人は「じゃ、星が綺麗に見えるでしょ?」と聞きます。
ところがね、高知県庁までバスで20分の住宅街では星って綺麗に見えないの。
そこまでは暗くないのです。住宅の明かりがあるからでしょう。

コンビニは歩いて20分で一軒あります。大きなスーパーは5分。夜食事が出来る店は一軒。
もう一軒は18時閉店なので、17時30までに行けばなんとか食べさせてもらえます。
喫茶店は大体三時頃までしか営業しません。
行ったことはないけど飲み屋さんは数軒あるんじゃないかな?
これは、私が歩いたり自転車で行ける範囲の町の話です。

はりまや橋や高知城のある県の都市部まで行けば、繁華街もありますしコンビニもファストフードも数は少ないけど
一通り揃っています。スタバやケンタッキーはないけど。高知ではスタバとケンタは車で行く場所やき。

で、この話をふまえて何が言いたいかというと。

震災前と震災後の夜日本列島を写した写真、よくテレビで出ますね。
節電しましょうと誰かが言ったら一斉に日本列島が暗くなったなんて、美談っぽく語られてもいます。
実際、私も電気消しました。

今度、その画像が出たら四国を見てください。震災前も震災後も暗いところの方が多いのです。
海に面してない中央の山なんて、真っ暗です。でも、真っ暗なとこにも人がちゃんと住んでいます。
愛媛も香川も徳島も高知も明るく写っているのは、県庁所在地の都市部だけです。

ところがテレビのコメンテーターは、自分たちが東京に住んでいるから。
ひとくくりで日本と言います。日本は電気を使いすぎてきたうんぬんかんぬん。
そりゃそうです。私も東京に住んでた時は、眩しすぎて目がチカチカすると思いながら
夜の街を楽しんでいました。
クーラー寒くて芯まで冷えるから、真夏でもカーディガンは絶対持ち歩いてました。

でもね～ホントに都市だけなんだよ。それ。
ひとくくりで日本って言うな。サンデーモーニング。
東京だけの問題でもない。
人口が密集してる都市、工場集まってるとこ。そこが電気、使い過ぎ。

それでも私は真面目な国民ですから、節電してますけどね。
テレビを見ていると、とにかく情報発信のあり方から何から何まで中央集権過ぎでしょうと感じることばかり。

そんな想いがこの震災が起きた直後から、今の今まで続いています。