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バラとワイマな日々

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2014年07月05日
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カテゴリ:犬の緑内障
左眼が突然開かなくなったのが1月5日。
原発性緑内障との診断で、その場合半年以内に右眼にも発症する確率がとても高いと言われていた。
でも6月位からこのまま半年無事に過ぎたらなんとなく右眼は一生大丈夫かもしれないなんて思ったり。

でも7月に入って半年が近くなると嫌な予感が。
特に理由があったわけではなく…だってサリーはとても元気で、食欲もばりばり、ボール遊びも左眼義眼で全速力だったから。

昨夜もいつもと変わらなかったので、良かったきっとこれで大丈夫だ
7月5日、無事に半年過ぎましたってブログで報告しようなんて考えていたくらい。

ところが今日になってみたら、明け方からウロウロしてみたりベッドでじたばた寝返りをうったり。
うるさくて起きてみたら右眼の瞳孔が開きっぱなし。
私が動くと後追いしようとするけど、怖くて歩けない。こわごわ歩き出しても鼻面を扇風機にぶつけ、椅子にぶつかり…
必死に目を開けて見ようとしているので、右眼も左眼もいつもより開いちゃって。
右眼がだんだん前に飛び出してきているような気がした。

これは完全に手遅れかもしれない。眼圧を下げる目薬を予防点眼していたのにこんなに突然見えなくなるなんて有り???
かなり絶望的な気持ちだったけど、幸いにも主人が仕事を無理して工面してくれたのでとにかく倉敷の眼科まで行ってみることにした。

左眼と同じ発症だったら、痛みで食欲がなくなって目が開かなくなるという段階があるはずだったのでその場合は東京の病院も考えていた。
でも突然見えなくなるっていうのは想定外。
少し悩んだけど、ここまで病状が進行してしまっているのなら1時間でも2時間でも早いほうが良いだろうと倉敷を選択。

動揺してたので写真を撮る余裕もなく。倉敷へ向かう車中にて。
不思議だったのは、明るい所でも瞳孔がぱっかーんと開いているのに光は感じるみたいで、明るい窓には迷わず寄って行くこと。
サービスエリアで車から下ろすと、突然ベンチに飛び乗るので見えてる?と思う次の瞬間に足元の杭にぶつかったり。
(視神経はまだ光を感じる程度には無事だったけど、水晶体亜脱臼のせいでレンズがない真下は見えてなかった。超遠視で弱視状態だったのでしょう。)
11:00前には病院着、混んでいたのだけど一刻を争うってことで順番を繰り上げてくれたみたいでほとんど待たずに検査。
助手のお姉さん三人がかりで保定されるけど、押さえられると暴れて私の方に逃げようとするので、また私達は室外に。
検査室からはその後もしばらくお姉さんたちの苦闘の声とマテの連呼が…(^^;;)

結果、水晶体脱臼もあるけど今手術すれば、眼圧はコントロールできるようになり視力は保てるかもということ。
で、早急に今晩前房シャント挿入術という手術をすることになりました。
とは言うものの術後が悪いと一日置きに通院が必要かもしれない、術後が良くても一週間に一度の通院が必要。
高知からだと手術よりもそちらの方がネックになります。
さすがに高知から一日置きに通院は非現実的なので、しばらく入院させて欲しいと主人が言うと
「この犬けっしておとなしいタイプじゃないので、ずっと吠え続けたりしたらやっぱり退院させれば良かったとなりかねない」
と検査で暴れたせいですっかり問題犬の烙印が。
いやいや、めっちゃおとなしくて室内ではほとんど吠えないし
ものすごく諦めが早い健気な犬なんです、実は。

それから術後眼圧が下がらないとか、また再発する可能性もあり予断は許さない状態です。
大型犬でしかも色素が薄いワイマラナーには、柴やコッカスパニエルの成功例が当てはまらないかもしれない。
目が黒い日本人は目薬が効きやすく、色素が薄い白人は効きにくいのだそうで、日本の目薬がサリーには効きにくいかもしれない。
先生は甘い話をしませんでしたが私は少し甘い希望も持ちたかったので、もし全てが完璧にうまくいったら何年視力が持つのか質問しました。
今までの最長例は9年だそうです。

水晶体脱臼はなぜ起きるかというと、交通事故やケンカなどで負傷しない限り、持って生まれた因子とのことです。
サリーはとにかく眼が弱い個体なのでしょう。

2018年追記

この後いろいろあって、東京の眼科専門医に診てもらったところ、隅角異常が原因の原発性緑内障。急激な眼圧の上昇があったので水晶体亜脱臼を併発したとの診立てでした。
左眼からの経緯を考えても、そちらの方がすんなり納得できる診立てと納得しています。





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Last updated  2019年01月31日 12時09分13秒
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