ふぇいばりっとだいありー

　　2007年7月発売ノベルス　恋雪

　読書感想文を書くの久しぶり！　色々読んではいるのですけどねぇ。　久しぶりにせつなくてキュンキュンしたので書いてみようかと食指が動きました。
　北海道の小さな島で育った二人の少年。　一人は島を出て東京へ一人は島に残りました。　アルバイトをしながら劇団に所属し舞台俳優を目指している成明。　ある日飲み会をおえて自宅に帰ると部屋の前に懐かしい顔が居る事に驚くのです。　上京してきたのは幼馴染みの湊。　「いつか一緒に暮らそう」その言葉を信じて成明を訪ねて来た湊だったのですが　忙しさだけではなく実は成明に好きな女性がいると知りショックを受ける湊なのでした。
　少しずつすれ違う二人。　二人のそれぞれの家族との関係やその背景なども含めて色々と切なくて…。　そして読みながら色々とリアルに感じられるのは　私が道産子だからかもしれません。　方言もちょっぴり出てくるし　二人は一応北海道の架空の島が出身地なんですけどその雰囲気をリアルに想像出来ちゃうからかなぁ。　砂原さんの作品はいくつか読んでますけど　こういうセツナイ感じが好きなんですよね～♪　そしてセツナイ割にはラブシーンは数は少なくても濃厚だったりしますしね。　木下さんのホンワリした挿絵も良かったです＾＾

　砂原さんと言えば「夜明けには…」の続編の「真夜中に降る光」の発売とキャストが決まったみたいですね。　↑のトップにリンク張りました。　続編もなかなか良いお話なのでドラマCDも楽しみです♪　砂原さんの作品って同級生とか幼馴染みの設定が多いですよね～と言うか気がつけばそういうのしか私が読んでないのか…（笑）