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カテゴリ:香港映画
武侠小説が映画になると、
奇想天外支離滅裂で楽しい。 武道家が流派に別れて争ってる。 “玄暝神掌"“九陽神功"などワザも盛り沢山! 重要なアイテムは秘剣、屠龍刀。 そして物語の始まりは、 幼きヒーローの親が無残に殺され、 復讐を心に誓うことから始まる。 しかし運命の子モウケイは呪いによって、 カンフーの技は封印されてしまっていた。 原作は『倚天屠龍記』、1993年の作品。 しかもリー・リンチェイと サモ・ハン・キンポー共演という豪華さ。 少林寺・武当・華山・峨眉・昆侖・空同の六大派と ペルシャを拠点に領土奪還を図る明教とのバトル。 個性豊かな武闘家たちには お色気担当もお笑い担当も「込み」である。 思わぬ裏切りに強大な敵のカゲが。 呪いの封印のおかげで、 カンフーの修行も出来ずに育ったモウケイ。 16歳になっても仲間たちから苛められてた。 味方になってくれたのは、 師匠でもあり、六大派側の老師チャン・サンフンだけ。 十代のヘタレのモウケイ、 演じるリンチェイは当時30歳だが若々しい。 呪いを解くには老師の敵が習得した"九陽神功"のみ。 だがそいつは封印されていたが、 ドサクサに紛れて知り合って、 習得して呪いは解かれて大変身! モウケイは超人的なヒーローとなる。 付き従うは可愛い下女のシアチウ。 明教側だというが、正体はわからない。 「モウケイ様~♪」と愛らしい娘から、 自分が明教の白髪魔王の孫だと知らされる。 老師の元へ帰れない彼は行き場なく、 敵であるはずの明教の元へ向かう。 武侠小説の映画化の醍醐味、 バトルの派手派手シーンは盛りだくさん。 技が決まると相手は吹き飛ばされるのである。 壁がめり込むほどに大地が割れるほどに。 師弟や仲間、親子の縁も濃厚に。 モウケイは母から貰った飴を 肌身離さず胸に持っていたようだ。 5年?いやいや10年以上は。 それでもさすがに、リンチェイはもちろん、 サモ・ハンの動きも相変わらず素晴らしい。 六大派と明教を調停したモウケイ。 しかし、敵は元の皇帝の娘であったのだ。 スケール壮大な物語はまだまだ続きそうで、 実は三部作の二作目らしいが、続編はないようだ。 武侠らしいサービス満点の作品なのに、 勿体ない話であるがこれも、 香港映画らしい顛末なのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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