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無謀なことというのは、バカにならなきゃ出来ないのだな。
「そんなもん、やってもトクにならん」 「役に立たないだろう、実生活には」 なんてことを考えてしまっては、たちまち何も出来なくなる。 そんなもんだと、しみじみ感じた約一ヶ月。 漢字検定試験を「複数級」受験してきました。 すなわち、一個だけじゃなくて、二個、受けてきた。 ホントはね、下の級だけにしようと思ってた。 漢字検定の上の級のレベルって、ほんとに、専門家レベル。 実はね、私の受験番号がスゴサを表しているらしい。 下の級は433番台、上の級は19番台。 つまりこの番号、受検する人の人数を表している。 実際の受検者はもっと多い目。 けどチャレンジする人が少ないってことは、 チャレンジできる人がそんなにいないってこと。 つまり、だから、難しいとわかるみたいだ。 受検後、すぐに標準解答がもらえるので、自己採点。 下の級は、ほぼ大丈夫!上の級はあえなく、沈没。 沈没なんだから、黙っておけばいい、普通ならそうする。 でも、今回、スゴクわかったことがある。 無謀なことというのは、バカにならなきゃ出来ないのだな。 受かるはずがないのに、受かるつもりでやったから、 ブスブス死んでいる脳細胞が近頃になく元気だったような気が。 漢字はとっても奥が深くて、意味を調べるたびに、 フムフム頷いたり、イタイところを突かれたり、いろいろ。 意味がわかると、文学の表現は豊かで、キレイで、 巷の小説ばっかり読んでいる私にはなんだか新鮮でもあった。 でも、ふと、疑問に思えてくる。 しかも、私は、文学を本格的に勉強したことがない。。。 バカですね、バカだな。受かるはずがない。 「そんなもん、やってもトクにならん」 「役に立たないだろう、実生活には」 そういう気持ちがあると、出来なかっただろうなあ。 何にも考えないままで、ほとんど思いつきで申し込んで、 若い時に比べると、なかなか覚えられなくて四苦八苦なのに、 エライコッチャでやり始めてみれば、とにかく楽しかった! こういう無茶は、バカにならないと出来ませんね。 いっつも、バカになってばかり、というわけも行かないですが。 漢字検定って、他の検定に比べて受検料が安い!(実は受けた動機!) テレビの番組のクイズみたいなとこもあるし。 ただ、受検級の選択は慎重に。。。 それではまた、映画のお話させてくださいましね。 おつきあいくださり、ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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