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「Dream Live 2006」
2006年2月2日、 出演は、呉汝俊(ウー・ルーチン)/ 倖田來未/小柳ゆき/ピーボ・ブライソン 阪急三番街オリジナルライブに抽選で当たって、 汗をかきながら猛ダッシュで 仕事場から梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティへ。 100分が予定だったコンサートは、 ゆうに120分を越えていた。 4回公演のラストステージ。 ピーボ・ブライソンが牽引して 出演者一同が何度も手をつなぎ、観客に挨拶する。 「 WHOLE NEW WORLD」 「BEAUTY AND THE BEAST」 ディズニー映画で日本にも名を轟かせたピーボは、 全くもって観客を喜ばせるエンタテイナーだ。 R&B、口説きのソウル、シルキーな声、 彼を評する全ての形容詞を生で聞く。 デュエットする小柳ゆき、が緊張している。 彼との最後のステージに、 倖田來未が泣き出していた。 別所哲也が司会するイベント。 派手なエンジのスーツがしっくり似合う。 大げさで演出過多な紹介も彼なら納得する。 ミュージカル俳優でもある、 披露してくれたオリジナルソングは、 なかなか、ドラマティックでもあった。 今回、客席がイチバン沸いたのは倖田來未。 披露してくれた曲はどれもバラード。 生で観た彼女の衣裳には感心する。 どのドレスも、手足胸元の露出が計算されている。 顔よりも目線が他へ追いやられる。 「こんばんわ、倖田來未です」と、 しゃべり始めれば澱みがまるでないMC。 オーケストラを前にして歌う楽しさ、 音楽に対する愛情をしっかりと話してくれた。 歌う前の小柳ゆきは、本当に愛らしい。 MCでは言葉が出ず、「あれ」「これ」など、 代名詞の連続で観客もずっと苦笑い。 それでもいざ、歌いだせば、 声は劇場内に響き、感情が溢れている。 歌に聴き惚れる。 京胡の第一人者、呉汝俊(ウー・ルーチン) 100年を越える楽器を手に、 オーケストラと対等の音色を聞かせてくれた。 白い衣裳が似合う、華やかな笑顔の彼は、 京劇の第一人者のようでもあり、 楊貴妃を演じたという記事をネットで見つけた。 激しさと優しさと大きさを兼ね備えた 「Bridge」という曲の中に、 私が気持ちを寄せる中国の姿を見る。 何に憧れてという言葉は出ないが、 最初に行きたいと思った外国は中国だった。 実際、始めて行った時の中国はただ大きく、 踏ん張っていないと吹き飛ばされそうな国で、 きりりと気持ちが引きしめった印象があったのだ。 そんなことを彼を観て思い出した。 観客の中にずんずん入っていくピーボ・ブライソン。 カーペンターズの「Superstar」を歌っている。 意味を全て解せなくて、 これは心にズンとくるラブソングだ。 今回の楽曲の中で、 この歌が一番彼らしいかもと思った。 自在に歌いこなす、「Amazing Grace」 これは他の出演者も参加して合唱となる。 本田美奈子さんを追悼しての選曲のようだ。 音楽に深く造詣があるわけでもないのに、 多彩な声色、吐息、シャウトが織り交ぜられると、 表現力というものをやはり見せつけられる。 それはきっと映画にも通じるのだろう。 カーテンコールは何度も。 赤い薔薇が観客に配られていた。 オーケストラをバックに歌うアーティストたち。 舞台照明というのは不思議なもので、 別世界のような空間を演出してくれる。 たっぷり、気持ちのいい時間にひたれた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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