おうさまのみみはうさぎのみみ

子供たちを自殺に追い込んだのは、同級生のいじめなら、

校長や不正が見つかった会社の社長を自殺の追い込んだのは
悪者を作って批難するのが得意な、わたしを含む世間からのいじめなのでしょうね。

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昔、｢地獄絵図｣が書かれた絵本が家にあって、
悪い事をしたら落ちるという『地獄』がすごく恐かった覚えがあります。
（だからいい子になろう！と思うほど素直ではありませんでしたが）

こんな感じ。

地獄の業火が燃え盛っていて、
血の池地獄で溺れさせられるんだけど、池からあがろうとしても、
トゲトゲのこん棒を持った鬼が、上がろうとする人を叩きつける。

大鍋で、人がグツグツ煮立った鍋に入れられて、手足がバラバラにされている。

賽の河原では、子供が贖罪のために石を積む。

餓鬼となった人が空腹のあまり人を食べる。

そして、そこに風がふっと吹くと、全てが元通り。
死ぬこともゆるされず（もう死んでるから）、
何度も何度も耐え難い苦痛が繰り返される場所＝地獄、だと。

そして、悪い事をしたらそこへ行くのだと。
それから、自殺も殺人の一種だから、もちろん地獄行きだと。

それが罪の大きさによって数万年繰り返された後、
天国へ行った人は生まれ変わるけれど、
地獄へいった人は生まれ変わることなく、「消滅」するのだとありました。

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江原啓之さんの番組なんかを見ていると、
少なくとも自殺した人もスルッと生まれ変われるってことになるのですが、
先日のテレビ番組で、子供が自殺の話をしていて、
「死んでも生まれ変わるんだからいいじゃん」とサラッと言っていました。

うーむ。
「人生はこれ一回だから、一所懸命ガンバロウ」
「死んで天国に行って、生まれ変わるために、今世は良い事しなきゃ」
と、思えるなら、

あの地獄絵図が本当は真っ赤なウソだったとしても
意味のあるウソだったんだと思います。・・・まぁ、本当かもしれませんが －.－；


ちょうどＦＦ３をしていたので、生まれ変われるから今世をなかったことにして死んでもいい、
ってのは「リセットボタン的発想」だわと思いました。
それまでクリアしておいた部分を「セーブ」しておけば、
失敗したあとにリセットボタンを押して電源を「ＯＦＦ」しても、続きから始められる。
って思ってるのかな～と。

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たぶん、それは違うぞ！少年たちよ！！

仮定として『輪廻転生』があったとしても、
次の人生は、今世でいいところまで「セーブ」した続きじゃなくて、
別の課題がある「ゲーム」なんだと思うんです。

今世でリセットボタンを押しちゃったら、
同じゲームを、レベル１からもう一回始めなきゃいけないんだと思うんですが。
または、違うゲームでも、今回クリアできなかった課題も乗っかって、
難易度が高いゲームをクリアしなければならないと思うのです。
（それを『業』と言うのでしょう）

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ぜひ、一度「恐山」に行ってほしいものです。
大人になってからでいいから。

あの世とこの世の間に流れる三途の川の周り、
「賽（さい）の河原」に流れるあの物悲しい風や、子供を無くした親たちの心。

それから、「極楽浜」の夢のような美しさを見たら、

『死ぬまで生きる』すばらしさを感じられるのではないでしょうか。

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黒澤明監督の『生きる』を見てもいいけどね。
（小学生にはちと難しいかもしれませんけど）

♪命短し 恋せよ乙女♪・・・ですよ＾-＾*