自らの役割を果たしつづける
一般に、企業の目的は利益の追求にあると言われる。たしかに利益は健全な事業経営を行なう上で欠かすことができないモノだ。しかし、企業活動がそれで完結するかというと、そうではない。その事業の目的を達成した結果として、社会が豊かになり人間生活の向上がなされることが企業活動の根本であって、その根本の使命を遂行していく上で利益が大切になってくる。われわれ人間も同じ。生きる目的は自らを成長しつづけることにある。しかし、それ自体が究極の目的かというと、そうではない。自らの成長を通して豊かな生活を送ることであり集団の中で、自らの役割をきちんと尽くし自立するということだろう。痛みを分かち合うのでもなく、傷を舐めあうのでもない。助け合って生活していくのでもない。もちろん、私利私欲ではない。ルールを守り、社会での自らの役割を果たしつづけること。自らが自立する努力をしつづけると共に、助けが必要な弱者には手を差し伸べ自立のための支援を行なうことだと思う。