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テーマ:障害児と生きる日常(4429)
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私には長いこと、ある生徒を長く見届けています。
障がいはダウン症。彼が小学校2年の時に出会い、7年になります。 小さかった彼は、私よりも大きくなり、しっかりしてきました。 この7年間、私は彼と向き合って、得たものは大きいです。 小さかった彼の手は大きくなり、私をエスコートしてくれるほどの 少年になりました。現在中学2年。障がいを持ちながらも 頑張って普通の中学校に通っています。 今も尚、彼のパソコンの個人レッスンは続いています。 何故、ここまで続いてこれたのか・・・彼のご両親との信頼関係のおかげです。 彼のご両親の愛には驚かされます。 彼のお父さんもお母さんも彼を一人の人間として尊重しています。 障がいをもって生まれた子は自分の存在がどういうものか、 確認したくなると思います。 彼はお父さんに自分を認めてもらうことがとても嬉しいらしい。 それが彼の生きるエネルギーのもとになっていると思います。 そしてお母さんは彼を自分の子供としてではなく、 一人の人間として「彼は・・・だと思います」と説明してくれる、 凛とした方です。 このご両親に生まれた彼は恵まれています。 障がいを持って生まれた子を「ひとりの人間」として広く見つめるご両親。 それが一番の自然な姿かもしれない。 この親にしてこの子あり、というように、親子の姿が 眩しくて仕方がない。 ひとりひとりの生徒を見届けることが、私にとって「宝物」である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年06月29日 00時06分51秒
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