兵庫教育大学の講演の報告
11月6日、無事に終わりました。新大阪駅から高速バスで大学近くまで行きました。はじめていくので、ボランティアに頼んで(代理電話)予約しておきました。予約するとき「聴導犬も一緒です」と伝えたら、「盲導犬と同じ扱いになりますので大丈夫」という回答でした。その予約がよかったのか、当日、私はどのバスか、わからなくてバス停でずっと待っていました。そしたら運転手さんが懸命に呼んでくれて。私は聞こえないから全然気付かなくて・・・気付くまで1分はかかったと思う。他のお客様は先に乗ってて、待っているのです。「このバスだよ、乗りなさい」と言ってくれたのです。どうしてわかったの?と思ったら、聴導犬レオンと一緒だから、間違いないと思って声をかけてくれたんです・・・(嬉しい!)しかも。。。。出発は予定より3分遅れて出発しました。そんな一日を迎えて、兵庫教育大学まで行きました。清清しい気持ちですよね。お天気もよくて。講演時間は2時間でした。はじめは聞こえないことはどういうことかについて説明しました。そして特定非営利活動法人MAMIEはどんなことをしているのか。なぜ、聴導犬なのか?聴導犬をはじめてみたオーストラリアのことを話しました。そしてビデオを公開、レオンの仕事の様子も紹介しました。レオンにとって2時間の講演は今までより長く感じたのか、途中でうろうろしたりしましたが、最終的にはなれてしまって、昼寝していました。この通り。「まだ終わらないかな・・・ママ、ボクは寝るわ!」というレオン。自分のお仕事の様子を撮ったビデオが流れてもレオンは寝てました。「だって、朝のバスからずっと寝ていないんだよ!」というレオン。でも浅い眠りです。耳だけはピクピクしていました。最後に今日のバスのとき、運転手さんが待ってくれたことを話しました。すると、みんなびっくりしていました。車できたと思われてきたらしい。「いいえ、バスできましたよ・・・」と後で聞いたら、兵庫県でバスで介助犬が拒否されたらしい。ああ、だからそういうことがあったから・・・びっくりされたのか。納得しました。講演のあとは交流会がありました。半分ろう者、健聴者でした。ろう者は日本手話、健聴者はおぼえたての日本語対応手話を使っていたので頭のフル回転が必要でした。私は日本手話を読み取ることはできますが、自分は日本語対応手話で表わします。「日本手話は奥があるのよ、言葉をしゃべれない代わりに自分のいいたいことを手で表現できるから素敵な手話なのよ」と私は健聴者にそう話していました。日本手話のよさを私は知っているけど、自分はまだまだ力が足りない。ろう者はこうアドバイスをしてくれた。「自分だけの手話を作るといいよ」って。そういう表現もあるのね!と私は話していました。この講演は4つ講演があります。私はそのはじめの講演。他の講演も見てみたい、、、、と思うほどの内容です。3人とも、素晴らしい仕事をしているし。同じ聴覚障がい者として、目標を持って活動をしているし・・・・。聴覚障がい者がこうして活躍の場を広げていくって本当に聴覚障がい者の学生にとってはいいこと。いいきっかけのひとつ。聴覚障がい者の人権というものも考えなくちゃいけないし・・・みんなが知らない問題もたくさんあるし・・・!そう思いながら私は講演をしました。たくさんの講演をして聴覚障がい者のアピールをしたいものです。帰ってからのレオン。爆睡したかのように動きませんでした。私は「レオン、レオ~ン・・・・」と呼ぶと、眠たそうな顔で・・・・こっちを見るが、来ない。「レオン、お疲れ様~」と私はよしよしとなでた。レオンは肩を揉んでというつもりなのか、私に寄ってきた。自分の首を私の手に持っていくのだ・・・「わかった、わかったよ・・・」と揉んであげた。やめるとぐいぐい~。まだ揉んでくれと。「へいへい」ともみ続けた。レオンはそのまま爆睡・・・・・。レオン、お疲れ様です。レオンと歩いてもう1年になる。私のそばにはレオンがいるのが当たり前になっている。レオンも私のそばにいるのが当たり前になっているから・・・犬と人間が共に生活するということはとても居心地がいいものです。