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カテゴリ:出産・育児
手術は半身麻酔だったので 先生達の声も聞こえます。
「赤ちゃん もうすぐ生まれますよ~♪」 と先生が言ってすぐ ついたての向こうに 赤ちゃんの姿が見えました。 そして 大きな声で泣くのが聞こえて 先生にも 「大きな声で泣いて 元気な赤ちゃんだね」 と言ってもらえて 嬉しいのと、ホッとしたので涙が。。。 ただ一つ残念だったのは 私は目が悪いのに手術のために コンタクトレンズを外さなくてはいけなかったので ハッキリと 赤ちゃんの顔が見えなかったこと (視力は裸眼で0.03程だと思うので 鏡に映る自分の顔でさえ見えないのです^^;) だから 第一印象は髪の毛が多い!とビックリした事。 よく見えなかったけれど 頭が真っ黒だったので(笑) しばらくして 私が望んでいたカンガルーケアのために 私の胸の上に赤ちゃんを置いてくれました。 通常の出産だと1時間~2時間くらいは 赤ちゃんを胸に抱いていられるようですが 手術の途中なので 本当に僅かな時間でしたけれど 赤ちゃんの顔を近くで見る事ができて嬉しかったのと 今までお腹に居た赤ちゃんが 私の胸の上に居るのは不思議な感じがして幸せな時間でした 小さいのに一生懸命動いているのが可愛くって 赤ちゃんの顔を見ていたら 「(産まれてきてくれて)ありがとう」 とか 色々な言葉が浮かんでは消えたのですが 実際にはじめて赤ちゃんにかけた言葉がなんだったのか? 自分で思い出せないのです。。。 感極まってしまって、言葉にならなかった気がします 病室に戻ってから 透明のケースに寝かされた赤ちゃんに再会。 翼くんや両親は代わる代わる赤ちゃんを抱いているのに ベットに寝かされ、腕に点滴など色々つけられている私は 赤ちゃんを抱く事ができません。 当然 オムツを替えるなど赤ちゃんのお世話も出来ないのです 私が出産した病院では母乳育児に力を入れていることもあり 出産後すぐ 母子同室で過ごし 授乳もオムツ替えも すべてお母さんがすることになるのですが 出産当日は自分で起き上がることも出来ず寝たままだったので おっぱいの時間になると赤ちゃんが連れてこられて 授乳をしました。 授乳したと言っても 体が動かない私の胸に 助産師さんが 赤ちゃんの口を当てて飲ませてくれるだけで 赤ちゃんを抱けない事が ものすごく悲しくて 自分で抱っこできるようになるまで 泣いて過ごしました 帝王切開で出産した人が 普通に出産しなかった事を引け目に感じている と言うことを聞いたりしたので、通常の出産より楽なのかしら?なんてイメージがあったのですが 実際に自分が経験するまで分からなかったけれど 帝王切開での出産は はじめは歩く事すら難しかったし 咳やくしゃみをしたり、笑ったりすると 本当にお腹が痛くって 楽なお産なんて無いんだな~って思いました。 私には普通に出産した経験がないので その辛さが分からないけれど 産まれてすぐ 我が子を抱けないってこと お母さんにとっても赤ちゃんにとっても 悲しい事だな~と思いました。 そういう意味でも 帝王切開は辛かったです。 実際に赤ちゃんを抱っこできたのは 出産の翌々日でした。 すぐに抱いてあげなかったからなのか? それとも 甘えん坊の翼くんに似たのか? 赤ちゃんは 産まれてすぐから 抱いていないと泣いてしまって 私がお世話できない間 赤ちゃんを預かってくれていた助産師さんにも 「この子は 触っていないと泣いてしまうから 抱っこしながら 仕事したわよ」 と言われるほど 私も寂しかったけれど、きっと産まれてすぐにお母さんと離れなくちゃいけなくって 寂しい思いをさせてしまったのかな?と申し訳ない気持ちになりました。 実際の出産は 私が考えていたものとは違うものになってしまったけれど 私が望んでいた 『出産の時には翼くんに居て欲しい』 というのが叶ったことは嬉しかったです 私は 翼くんが忙しい中お休みをもらえたのは 子供が生まれるから 特別に会社でお休みをもらえたのだろう と思っていました。 でも 違ったのです。 翼くんは 休日出勤も多いため 代休がたまっているので たまに平日にお休みをもらえるのですが 出産予定日の1ヶ月ほど前 お休みの希望を出したそうです。 赤ちゃんが産まれて ちょっとした頃の平日に お休みを貰おうと ちょうど 私の陣痛が始まったこの日 赤ちゃんが誕生した日に 翼くんは お休みの希望を出していたのです 赤ちゃんは 翼くんのお休みを知っていたのでしょうか? お腹の中に居る時から 「パパがお休みの日に産まれてきてね!」 とお願いしていたけれど 私も知らなかった 翼くんの休日に 産まれてきてくれるなんて不思議 私と翼くんの間に産まれてきてくれて ありがとう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 18, 2007 12:25:55 AM
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