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カテゴリ:米づくり
昨年は2月にずれ込んでしまった田起こしを10月から始めました。田を打ち返して、畦をつくったら、糠とバチルス菌でつくったボカシをまきます。田んぼの中には埋め込んだ稲株と刈り取って摘んでおいた草とを入れて来年の肥料とします。これ以上は元肥も追肥もありません。早めに水を張ると赤虫やタニシやドジョウが土壌を改良してくれます。冬の間も水を流していますので、田んぼはいつでも田植えができる状態です。春になるとオタマジャクシやいろいろな水中昆虫が出てきますので、冬の間に準備をしておくと、オタマジャクシや昆虫を殺さないでおくことができます。不耕起農法は菌やミミズなどを殺さないで土壌改良していく方法ですが、水田の場合も全く耕さないでおくよりは、早く耕して、水を張る方法の方が稲の生育にはいいのではと考えています。百姓初めて5年目になりますが、自然を壊さないでおくことが、食物にとってもいいのだと実感しています。
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