カテゴリ:雑学
「サケとマスは、どう違う?」と質問されたら何とこたえるであろうか?
水生生物雑記帳に、こんな引用文が載っていた。 『昭和14年に出版された「魚 大島正満著」には次のようなことが載っている。 日本に生息するサケ科魚類はイトウ属・サケ属(salmon)・ニジマス属(trout)・イワナ属(troutまたはcharr) に分けられるが、そのうちの日本産サケ属の魚を列記すると、サケ・ベニマス・カラフトマス・マスノスケ・ギンマス・サクラマス・ビワマス・クニマスである。 日本では古来、サケを除いたサケ属の魚すべてを「マス」と呼んでいた。ところが、アメリカ産でイワナ属の魚 Brook-trout のことをカワイワナとしなければならないのに、カワマスと命名してしまったのが混線の始まりである。 言葉・分類は時とともに変化していく。現在はサケ・マスというふたつの呼び方が混在していて、その意味的違いはなくなっている。』 Wikipediaをみても同様の変化が掲載されている。 ちょっと驚いたのが、降海型(海に下る)と陸封型(川に留まる)の違い。築地魚河岸3代目にも書いてあった。 ベニザケ の陸封型が ヒメマス つまりベニザケとヒメマスは元が同じ。 サクラマスの陸封型が ヤマメ サツキマスの陸封型が アマゴ・・・ ヒメマスとベニサケは、大きさ以外似ているけど、サクラマスとヤマメ・サツキマスとアマゴのペアは、大きさだけでなく体の模様が大きく違う。 自然界は不思議がいっぱい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.09 12:18:55
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