テーマ:■雑学王■(727)
カテゴリ:話のネタ
明日は、敬老の日です。お休み~。
「亀の甲より年の功(劫)」 長寿の方に感謝しつつ、1日ゆっくりさせていただきます。 存命中の世界最高齢者は、福岡在住の田中カ子(かね)さんで、年齢は118歳だそうです。 素晴らしいです。 さて、長寿のお祝いは、60・70・80……と、切れ目の良い年と、 77・88・99のように、ぞろ目の時にあるようです。 このお祝いの名前、奥が深いです。 まずは、区切りが良い方から 61歳(満60歳)のお祝いを還暦(かんれき)といいます。 生まれた年の干支に還ることからです。 「干支」とは十干と十二支の組み合わせを指す語。 十干:甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類。 十二支:子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類。 それぞれ順番通りに1つ進み、組み合わせは60通りになります。 70歳のお祝いを古希(こき)といいます。 「人生七十古来稀なり」 (七十歳まで長生きする者は、昔は、きわめて稀である) から来ています。 80歳のお祝いを傘寿(さんじゅ)といいます。 「傘」の略字が八と十を重ねた形になり、 八十と読めることに由来しています。 90歳のお祝いを卒寿(そつじゅ)といいます。 「卒」の略字である「卆」が九十と読めることに由来しています。 100歳のお祝いを「百寿」と書いて、「ももじゅ」と呼びます。 100年が一世紀ということから「紀寿」(きじゅ)とも呼びます。 では、ぞろ目の説明をします。 77歳のお祝いを喜寿(きじゅ)といいます。 「喜」という字の草書体が、七を3つ重ねた形になり、 七十七と読めることに由来しています。 88歳のお祝いを米寿(べいじゅ)といいます。 「米」の字をくずすと八十八と読めることに由来しています。 99歳のお祝いを 白寿(はくじゅ)といいます。 百から一を引くと「白」となることに由来しています。 108歳のお祝いを茶寿(ちゃじゅ)といいます。 草冠は、++とも書きました。 草冠より下は、八十八と読むことができます。 10+10+88=108になります。 111歳のお祝いを皇寿(こうじゅ)といいます。 白は、百引く一で、99 王をバラすと、一 十 一 99+1+10+1=111になります。 昔の人ってすごいです。特に茶寿や皇寿……。 漢字をばらして計算する発想すごいです。 ちなみに 121歳(満120歳)の大還暦(だいかんれき)というのもあります。 これら、長寿のお祝いの始まりは奈良時代に、聖武天皇が40歳を迎えられたのを記念したのが始まりと言われています。 そして、江戸時代には、上記のお祝いが定着した模様です。 「あれ? 66歳は、ないの?」と思われる方もいらっしゃいますね。 2002年に日本百貨店協会が提唱してお祝いされるようになりました。 「緑緑(ろくろく)」とし、緑寿(ろくじゅ)と決めました。 歴史が浅いので、知れ渡るまでに時間がかかるかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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