カテゴリ:仕事
TDSで新しいアトラクションが誕生してから早くも1週間が経ちます。
「ファンタジースプリングス」の話を、昼食時に4年生が話していました。 こういうニュースには、目ざといですね。 ディズニーシーやディズニーランドは、「夢の国」とか「夢がかなう場所」とも言われています。 なぜ、そのように言われているのでしょうか? たくさんの感動話があります、その中から1つ。 ディズニーランドのインフォメーションに、一人のお母さんが元気なさそうにやってきました。 「子どもと一緒に来ました。子どもがサイン帳を失くしてしまいました。落とし物で届けられていませんか?」 残念ながら、インフォメーションには、サイン帳は届けられていませんでした。 そこで、そのキャストは、どんなサイン帳なのかを詳しく聞き、考えられるいろいろな所に電話してみました。ところが、どこにも届けられていなかったのです。 「いつまでご滞在されますか?」 「2日後です」 「2日後、お帰りになる前に、もう一度こちらにお寄りいただけますか」 キャストは、さらに細かな部署に電話をかけて聞いてみたり、自分の足で、駐車場や心当たりのある場所を探し回ったそうです。ところが、どうしても見つかりませんでした。 2日後、お父さんがやってきました……多分あきらめていたと思います。 「申し訳ございませんでした。サイン帳は見つけることができませんでした。 でも……こちらのサイン帳をお持ち帰りください」 お父さんが中を見ると、そのサイン帳には、キャラクターのサインが全部書いてあったのです。 担当したキャストさんが、そのサイン帳と同じサイン帳を自分で買って、自分の足で、いろんな部署をまわって、キャラクターのサインを全部書いてもらって当日を迎えたのです。 後日、ディズニーランドにそのお父さんからの、一通の手紙が届きました。 先日は「サイン帳」の件、ありがとうございました。実は、連れて来ていた息子は脳腫瘍で「いつ死んでしまうかわからない」…そんな状態の時でした。息子は物心ついたときから、テレビを見ては、 「パパ、ディズニーランドに連れて行ってね」 「ディズニーランド行こうね」と、毎日のように言っていました。 「もしかしたら、約束を果たせないかもしれない」…そんなときでした。 「どうしても息子をディズニーランドに連れて行ってあげたい」と思い…、 命が、あと数日で終わってしまうかもしれないというときに、無理を承知で、息子をディズニーランドに連れて行きました。その息子が夢にまで見ていた大切な「サイン帳」を落としてしまったのです。 あの、ご用意頂いたサイン帳を息子に渡すと、息子は、「パパ、あったんだね!パパ、ありがとう!」と言って大喜びしました。 そう言いながら、息子は数日前に、息を引き取りました。 死ぬ直前まで息子はそのサイン帳を眺めては、「パパ、ディズニーランド楽しかったね!ありがとう! また、行こうね」と言いながら、サイン帳を胸に抱えたまま、眠りにつきました。 もし、あなたがあの時、あのサイン帳を用意してくださらなかったら、息子はこんなにも安らかな眠りにつけなかったと思います。 あなたのおかげです。本当にありがとうございました。 学校も「夢の国」「夢がかなう場所」にしたいと思います。 あなたの人生が変わる奇跡の授業 今、一番受けたい“ココロの授業”熱血教室 (王様文庫) [ 比田井 和孝 ] P146-153「3 命のサイン帳」一部短くしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.06.16 11:04:26
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